ノンデスクワーカーの才能を解き放つカミナシが提供する現場管理アプリ「カミナシ」は、11月24日より、工場や店舗での業務監査や店舗巡回の記録をクラウド上で一元管理できる機能の提供を開始したと発表した。
企業で行われる一般的な「業務監査」は、主に内部監査担当が対象となる部門の業務について、法や社内規定に従って行われているかを監査すること。
もし、法や社内規定に沿って行われていなかった場合は改善を促し、後日、指摘を受けた部門は改善を行った上で報告をするという。
その他、製造業においては仕入先の品質確認を目的に自社以外の監査も行うケースもあり、ISO等の規格に準拠しているか、品質水準が供給先と一致しているかを確認する監査も行われており、仕入れ先が複数存在する場合、その数だけ監査が定期的に行われているという。
また、多くの監査業務では、紙のチェックリストとデジタルカメラによる記録が行われている。
現地での監査終了後、監査担当者は指摘事項の転記や撮影画像をExcelなどに取り込み、メールで監査対象の部門へ送付することが一般的となっているが、この事務作業には非常に時間や手間がかかり、さらに店舗や工場、仕入れ先など複数拠点を監査する担当者においては、非効率な状況となっているという。
さらに、前回の指摘事項や改善内容の履歴も管理が難しく、正しい改善活動が行いづらいといった課題もあったとのことだ。
今回、同社は、上記課題を解決するため、現場管理アプリ「カミナシ」に「監査機能」を追加提供。
監査機能では、タブレット端末を利用して、直接、指摘事項の入力や撮影を行い、自動的に報告書を作成することができる。
また、監査対象者にも「カミナシ」にアクセスして改善報告をしてもらうことで、進捗管理も行え、指摘事項や改善内容はクラウド上で保存されるため、一覧による履歴の可視化が可能になるとのことだ。
「監査機能」のポイントは以下。
・転記・画像データの取り込み不要
紙のチェックリストの転記およびデジタルカメラの画像データの取り込みやリサイズにかかる膨大な時間を不要に。メモと画像が一致しないなどの課題もその場で入力することにより解決。
・改善履歴や進捗状況の可視化
前回までの指摘事項や改善内容が、いつどのように行われたかもデータとして残るため、その内容を引き継ぎ、監査を行うことが可能。また、改善対応されていない箇所や差し戻した箇所を一覧で見ながら進捗管理することができる。