電通、TBSホールディングス、エデュソルの3社は共同で、スコップを設立したと発表した。
実社会における課題解決で培ったクリエイティブ領域の知見をもとに次世代教育を開発し、子どもたちの創造力を育んでいくとのことだ。
事業の第1弾として、2021年4月から、小学生を対象に「スコップスクール」をオンラインで開校。なお、来春の開校に先駆け、今秋の短期スクールの参加者を受付中とのことだ。
予測不能に激変するこれからの社会を生き抜くには、与えられる知識を使うだけでなく、一人ひとりが「自分の中にある力」を掘り起こすことが重要になるという。
そのためには、社会で活躍する異分野のプロフェッショナルたちの力も掘り起こし、教育分野で提供したいという思いから、新会社はスコップと命名。
スコップは「幸せをつかむ創造力」をビジョンに掲げ、創造力を掘り起こすさまざまな教育プログラムを提供していくとのことだ。
スコップスクールで講師を務めるのは、さまざまな領域でクリエイティビティーを発揮するプロフェッショナルたち。彼らの創造的かつ実践的な教えのもと、子どもたちは他の生徒とコミュニケーションをとりながら、アイデア開発やモノづくりを行っていくという。
プログラムでは「社会に直結した題材」を扱うことで、実社会につながる好奇心を掘り起こし、仲間と共に、物事に対する多様な視点と主体的な創造力を育むとのことだ。
過去2年間のリアル・オンライン双方での試験運用を踏まえ、小学生を対象として開始するが、今後、対象層は順次拡大する予定としている。
スコップは、電通・TBSの実践的なクリエイティビティーや各界のネットワーク、エデュソルの教育事業やSTEAM教育におけるノウハウを活用し、創造性教育を拡張していくという。
また、非認知能力分野を含む、広義の創造性育成についての研究を通じた独自コンテンツ制作を推進し、今後は海外市場も視野に入れたプログラム・プラットフォーム開発を目指すとのことだ。