グリーは、ゲーム事業の強化を目的に、すでに事業展開をおこなっているWFS、ポケラボに加え、新たにグリーエンターテインメントを設立し、ゲーム事業を3社体制にすることを発表した。
グリーエンターテインメントは2021年7月1日付でファンプレックス株式会社から商号変更し、グリー本体のゲーム事業とライセンス事業を吸収分割により承継するという。
グリーでは、グループ企業のWFSやポケラボでのゲームの開発・運営に加え、グリー本体においても「ONE PUNCH MAN 一撃マジファイト」などのゲーム事業およびライセンス事業を行ってきた。
グリーエンターテインメントでは、グリー本体の両事業を承継し、ゲーム開発やラインセンス事業のノウハウと、ファンプレックスが持つ運営知識や経験を融合させることで、ユニークで新しいゲーム体験を創造していくとしている。
なお、「釣り★スタ」などを提供しているGREE事業につきましてはグリーが引き続き運営を行っていくとのことだ。
WFSは、コンテンツ事業、ソリューション事業、プラットフォーム事業を中心に、「新しい驚きを、世界中の人へ。」届けるテクノロジー企業。
コンテンツ事業では、主にスマホアプリゲームの開発を行い、2014年に「消滅都市」をリリース。その後も「アナザーエデン 時空を超える猫」や「ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか〜メモリア・フレーゼ〜」などヒットタイトルを生み出し、海外展開も積極的に行っている。
また、ポケラボは、2007年の創業以来モバイルゲームの開発/運用に特化し、“ソーシャルアプリで世界と人を変える”というミッションのもと、「SINoALICE」「戦姫絶唱シンフォギアXD UNLIMITED」などモバイルソーシャルアプリの企画・開発・運営を展開している。
今後、グリーグループではWFSとポケラボとグリーエンターテインメントの3社体制で「エンジン×IP×グローバル」の戦略を加速していくとのことだ。