DNP、シャープと連携で国立工芸館所蔵の工芸作品を3Dデジタルアーカイブ化 8K対応のタッチディスプレイで公開
大日本印刷（DNP）は、シャープと連携し、2020年10月に石川県金沢市に移転開館する国立工芸館が所蔵する工芸作品について、3次元（3D）デジタルアーカイブ化し、同館が設置する高精細な8K対応のタッチディスプレイで公開すると発表した。
DNPは、高精細デジタル化技術により、工芸作品「川喜田半泥子 《志野茶碗 赤不動》」を撮影・写真計測し、3Dデジタルデータを作成。
同デジタル化においては、DNP独自の撮影技法、デジタル化のノウハウ、カラーマネージメント技術を活用し、作品の材質や質感などを高精細で再現。
デジタル化されたデータは、シャープが開発した8K対応鑑賞システムにより、国立工芸館内にて公開される。来館者は、タッチディスプレイを操作することで、高精細で再現される豊かな質感や技術の妙など、様々な角度から工芸作品を観賞できるとしている。
今回の作品をスタートとし、今後、様々な工芸作品の3Dデジタル化と公開を進めていく予定であるとのことだ。