Dropboxの日本法人であるDropbox Japanは、クリエイティブ ワークフローの課題を解決するためのシンプルなソリューション、クリエイティブツール アドオンの提供開始を発表した。

同社は、今回クリエイティブ ワークフローにおける課題を解決するためのシンプルなソリューションを開発した。

例えばオーディオ ブックを校了しようとしている出版社の方、新製品の発売に取り組んでいるマーケティング担当者の方、新しいビデオ チュートリアルを作成している学習開発パートナーの方に最適な新機能となっている。

新しいクリエイティブ ツール アドオンは、さまざまな業界のメディア編集者のために特別に設計されたもので、コラボレーション プロセスの障害を取り除き、スムーズに作業が進められるようにすることを目的としている。

具体的な機能は、以下のとおりです。

1.ダウンロード品質のオプション

4K画質、いずれは8K画質で配信されるプロジェクトに合わせ、最大容量のファイル形式に対応できるよう機能をアップグレード。

また、大容量のファイルを小さいサイズに変換することで(例:巨大な.MXF動画ファイルを小容量のH.264バージョンに変換する等)、接続が遅い場合や、時間やデータ容量が限られている場合でもダウンロードできるようになるという。

2.⼤容量ファイルのプレビュー機能およびオーディオ トラック セレクション

Dropbox では、より⼤きなファイルに対応するためにファイル プレビュー機能を強化。今後は、最⼤150GBまでの動画ファイルを Dropbox でストリーミングしてプレビューできる。

レビュアー全員が⾳声ファイルや動画ファイルをダウンロードしなくても、また、ファイルが作成されたアプリケーションを持っていなくても、メディアファイルを多数のレビュアーと共有した上で共同作業ができる。

動画に複数の異なる⾔語や⾳声トラックが必要な場合は、11つの動画で複数のトラックから選択し、ダウンロードせずに必要なプレビューが可能。

また、Dropbox 内で、ステレオでトラックを表⽰して設定し、オーディオ コンポーネントの有効/無効を切り替えることができるという(オーディオトラックセレクション機能)。

3.メタデータ検索

Dropbox 内で画像ファイルを整理する⽅法は、ユーザーが個別に体系化している。しかし、体系的に整理しても、特定のファイルを探し出すのに時間がかかってしまう場合があるという。メタデータ検索を使えば、ファイル名を知らなくても探しているものを⾒つけることができるとのことだ。

4.フレーム単位のコメント機能

Dropbox 内で直接動画のフレームに正確なコメントを付けることが可能になる。

チーム メンバー、クライアント、ベンダーにタグ付けしてコメントを通知することで、プロジェクトを円滑に進めることができるとのことだ。

QuickTime、MPEG-4、MXF など、最も⼀般的に使⽤されている動画ファイル形式に対応しているという。

5.⼤容量ファイルの転送

Dropbox Transferは、完成したフル解像度の動画や広告キャンペーンのアセット等の⼤容量データを配信する際に適したファイル転送機能。

従来は100GBだった本転送機能が、このたび、最⼤ 250 GBまでのファイルを転送できるようになった。

Dropbox の容量を使⽤せずに、パスワードを付けて安全に送信できるため、ハード ドライブを宅配便で送ることも、⼤容量のUSBメモリを発送する必要もないという。

ファイルを開いたユーザーを確認でき、受信者は Dropboxのアカウントがなく
てもファイルにアクセスして閲覧することができる。

同社は、さらに拡⼤し続けるパートナー エコシステムについても紹介している。

Dropbox と Adstream の連携により、クリエイティブ アセットを数回のクリックで制作から配信までできるようになった。

コンテンツの整理、Dropbox アセットの閲覧、メタデータに基づいたコンテンツの構成は、すべて Adstreamライブラリ内で⾏うことができるという。

Dropbox は今後も、ユーザーの皆様がクリエイティブな作業に集中できるよう、ニーズに合わせて進化していくとしている。