ゼンリンとゼンリンデータコムは、10月15日より、運送・配送業務の効率化を支援する「ZENRIN ロジスティクスサービス」の提供を開始すると発表した。
「ZENRIN ロジスティクスサービス」は、AIによる配車計画から、ゼンリンの住宅地図データを活用したルート案内、業務進捗の管理・分析までを一気通貫でサポートするサービス。物流量の増加や業務の平準化など、世の中の動向やニーズに合わせた物流業界の課題解決に貢献していくという。
ZENRIN ロジスティクスサービスの特長は以下。
配車・運行計画における技術・知識を平準化し、効率的な配車計画を実現
配車業務が属人化され配車結果にバラつきが出ることにより、配送業務にも支障をきたしてしまいがちであるが、スタッフの経験に頼らず事業で積み重ねたナレッジで最適なAI自動配車による運行計画を実現するという。
住宅地図データをベースにルートを最適化。ラストワンマイルにおける配送の精度向上を実現
詳細な住宅地図データをベースに目的地までの安全な運行を支援するだけでなく、建物到着地点整備によるドアtoドア案内で、ピンポイントで最適な場所への案内や大型車両規制を考慮したルート検索など、ラストワンマイルにおける配送をサポート。
車両の現在位置、走行経路、業務進捗の可視化による業務効率化と安全運転指導を支援
走行履歴や走行実績を基に、日報作成などの定例業務をオートメーション化した業務改善や移動ルートを地図上に可視化し状況把握・分析による移動ルートの効率化を図ることができる。また、デジタコやプローブ情報と連携した安全運転指導をサポート。
現在、社会情勢の変動や小口配送の増加により、さらなる業務効率化とコスト削減が重要課題とされている運送、配送業。
今後も、多様化するニーズに対して、ゼンリンが保有、メンテナンスする詳細な地図情報とIoTを融合させ、配車計画から管理・分析までの業務を効率化、安全・安心を支援するトータルソリューションを提供するとしている。