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「XR×自動運転車」で万博公園を遠隔案内 凸版とTISが実証へ

凸版印刷と、TISは、10月23日より万博記念公園で実施される自動運転車両を活用した次世代モビリティサービス実証に参画する。

同実証において、遠隔コミュニケーションサービス「TeleAttend®(テレアテンド)」を活用して、乗客に対しバーチャルキャラクターがリアルタイムで、会話や動きを伴ったガイドを行う対話型の新たな移動体験型サービスを提供することを発表した。

凸版印刷オリジナルバーチャルキャラクターである「小石川 彩(こいしかわ あや)」を、自動運転車両に搭載されるパナソニックが開発中の透明ディスプレイに登場させ、遠隔操作することで、車内にガイドがいなくても双方向で対話を楽しみながら、「EXPO’70万博パビリオン跡地」の紹介を行うという。

乗客は、ディスプレイ越しに透過して見える公園の風景と小石川 彩によるガイダンス映像を重ねてみることが可能。

これにより、景色を楽しみながら、リアルタイムで「EXPO’70パビリオン跡地」の歴史や文化を学ぶ新たな移動体験ができるとのことだ。

これまでの「TeleAttend®」では、屋内での遠隔コミュニケーションを対象としてきたというが、今回の次世代モビリティサービス実証において、新たに位置情報連携機能を追加する事で、屋外での遠隔コミュニケーションへの対応も可能になったとしている。

走行ルートは、「パビリオンルート」と「日本庭園ルート」の2ルートがあり、TeleAttend®体験は「パビリオンルート」のみとなっている。

開催日程は、10月23日、24日、25日、26日と、11月13日、14日、15日、16日。

乗車時間は約20分で、乗車券については実施各日に同日分の整理券を配布予定とのことだ。

凸版印刷とTISは、観光施設の観光ガイドや工場見学の案内、ショールーム、教育などさまざまな分野へのXRを活用した誘致施策の提供を広げ、2025年大阪・関西万博やIRでのバーチャルな観光体験の実装や、「TeleAttend®」のシステムを活用した遠隔就労など、目的や利用シーンに合わせてサービスラインアップや機能を充実させていく予定としている。

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