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アサヒGH、「ウォーターニュートラル」実現へ 庄原市比和財産区と森林保全管理協定を締結

アサヒグループホールディングスは、持続可能な水資源利用100%「ウォーターニュートラル」を実現する一環として、庄原市比和財産区(広島県庄原市)と森林保全管理協定を締結したことを発表した。

社有林「アサヒの森」(広島県庄原市・三次市)を管理する「アサヒの森環境保全事務所」(広島県庄原市)の森林管理面積をさらに拡大するという。

同協定に基づき、「アサヒの森環境保全事務所」は比和財産区と比和財産区有林の一部294haを今後数十年にわたって間伐などの適切な森林管理を行っていく。これにより現在2,172haであるアサヒグループが管理する森林管理面積は14%増の2,467haとなり、2025年に達成を目指す「ウォーターニュートラル」の95%まで進捗するとのことだ。

アサヒグループでは持続可能な社会への貢献を目指し、「アサヒグループ環境ビジョン2050」を策定。

2050年までに、事業活動における環境負荷ゼロ(ニュートラル)を目指すとともに、アサヒグループの独自技術や知見を生かした新たな環境価値創出(プラス)することで、事業成長とともに持続可能な社会の実現に取り組んでいる。

その中の4つのテーマ(重点施策)の1つとして「持続可能な資源利用100%を目指す(農産物原料、容器包装、水)」を掲げており、水資源については、工場での水使用量のさらなる削減を進めると同時に、「アサヒの森」を中心に水涵養能力を高めることなどで、2025年までに国内ビール工場で使用する水の100%還元「ウォーターニュートラル」の実現を目標としている。

国内ビール8工場の年間水使用量は、2019年末時点で1,160万㎥。今後生産量を増やしながらも水使用量を削減し2025年を目途に1,130万㎥にする目標としているという。

一方、今回2,467haに拡大した森林管理面積の水涵養能力は1,101万㎥となり、今後もさらなる水使用量削減や森林管理面積を拡大し持続可能な森林経営に取り組むことなどで、早期に「ウォーターニュートラル」を達成していく計画であるとのことだ。

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