Amazonが、Amazon Future Engineerのサポートを拡大していることを発表した。

Amazon Future Engineerとは、十分な教育サービスを受けられず過小評価されているコミュニティに属する子供や若者を対象に、コンピューターサイエンス教育へのアクセスを増やすことを目的としたAmazonが提供するキャリアプログラム。

同プログラムでは、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を考慮し、3,000を超える新しい学校と、米国全体で550,000を超える学生がプログラムに参加できるようになったと発表した。 また、5,000を超える学校をサポートするために、プログラムの適用範囲は倍以上になったとしている。

同社によれば、Amazon Future Engineerに参加するほとんどの学校が地方にあり、80%以上がTitle I(※)の学校だという。すべてのAmazon Future Engineerコースワークはオンライン上で完了することができるため、こうした学生たちでも自宅からAmazon Future Engineerコースを履修し、将来の仕事に備えることが可能になるとのことだ。

さらにAmazonは同プログラムにおいて、無料のコーディングコンテストAmazon Cyber​​ Robotics Challengeを発足。これは実際の業界の課題に照準を合わせてコンピュータサイエンスの基礎を教えるもので、同コンテストを修了したTitle Iの学校の教師は、生徒をさらにサポートするための無料の拡張仮想ロボット工学のレッスンを受ける資格を得られるとのことだ。

(※)米国の低所得者層の子供たち向けの公立学校に対する連邦援助プログラム。低所得層の生徒と他の生徒との学習のギャップを埋めることを目的としており、学習が遅れている、または遅れるリスクのある人々を支援するために、資金が提供される。