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USENは、「IoTで店舗経営をスマート化するワンストップ・ソシューション」をビジョンに、これまでの音楽配信の「有線」から、音楽配信を含む店舗の業務機器が「無線」でつながり「IoT」でリアルタイム遠隔制御を行う店舗支援へパラダイムシフトした「USEN IoT PLATFORM」の提供を開始すると発表した。
具体的には、店舗運営に必須となる業務用Wi-Fi「U AIR」、AI BGM「U MUSIC」、来店客属性分析ができるAIカメラ「U EYES」を無線通信と業務機器をIoT化した最新テクノロジーをもとに、ワンストップで提供するとのことだ。
同社は、店舗の総合支援として、音楽配信に留まらず、Wi-Fi、POSレジ、キャッシュレス決済、店舗アプリ、IPカメラなどのITサービスを中心に店舗運営に必要な各種ソリューションを提供している。
一方、これらのインフラである通信と業務機器について店舗経営者の課題となっているのが、通信は品質の安定化、コスト、導入期間、業務機器は時間と場所を選ばない継続的な運用保守体制の確保であったという。
そこで、通信はこれまでのように大規模な回線工事を行わず、無線LANで業務用機器の安定稼働に必要な通信品質が担保できる独自の通信ネットワークを構築し、品質、コスト、導入期間の課題を解決するとのこと。
業務機器は、リアルタイムで機器の状態を検知し、24時間365日遠隔サポートを実現するIoTデバイス管理システムを開発したという。
各サービスの概要は以下。
U AIR
業務用Wi-Fi「U AIR」は、従来のような回線工事が不要。コンセントに挿すだけで、すぐにインターネットとWi-Fiが利用できる。
コンパクトなボディに、LANポート2口と5GHz帯Wi-Fiを内蔵し、混雑時にも業務用通信を優先できる機能を搭載しているため、POSレジや電子決済等の業務用通信に最適であるとのことだ。
また、万が一の通信トラブルに備え、24時間365日遠隔サポートと駆け付け保守を標準付与。
U MUSIC
AI BGM「U MUSIC」は、申し込み時に入力した店舗情報をもとにプログラムやAIチャンネルを自動作成。
店舗の空間を彩る1,000ch以上のプロユース向けBGMチャンネルと、店内オペレーションの課題を音で解決してくれるアナウンスも標準搭載し、季節や時間帯、天気などの情報からAIが店舗の演出に合わせたBGMを自動で編成するという。
また、BGMプレイヤーの中に無線通信ルータを内蔵し、インターネット、Wi-Fi、BGM、アナウンス再生がこの1台でまかなえる、これからの店舗運営の必需品であるとしている。
U EYES
来店客属性分析ができるAIカメラ「U EYES」は、店舗運営に欠かせないIPカメラと、来店客属性分析ができるAIカメラユニット。
IPカメラは、店内のタブレットからの閲覧だけでなく、スマホ専用アプリで外出先からの閲覧も可能となっており、顔認識エンジンを搭載。来店客の人数、男女、年齢、再来店等の属性分析を自動集計し、付属のタブレットのBIダッシボードで確認できるという。
U MUSICとの連携によって、その場の来店客に合わせてプレイリストの変更が可能となるとしている。
なお、USEN IoT PLATFORMでは、無線通信下でもIoTデバイスのリアルタイム遠隔制御が可能なLwM2M(Lightweight M2M)の技術をベースにした「IoTデバイス管理システム」による24時間365日での死活監視と遠隔保守サービスを標準で付与。
この管理システムにより、万が一の不具合発生時には、速やかに遠隔からの再起動による復旧が可能となる他、各デバイスの遠隔での設定同期が可能となるとのことだ。