Facebookが、最新のデータポータビリティツールを使用して、写真とビデオをDropboxとKoofrに直接転送できるようになったと発表した。

これにより、ユーザーは制御と選択を行うことができ、同時にイノベーションも促進されるとしている。

今年の初め、Facebookでは、Googleフォトを使用して写真とビデオの転送ツールを公​​開。ユーザーや専門家からのフィードバックに基づいて、他のプラットフォームへの転送を簡単にするようになった。

Dropboxは、インターネット上でファイルの保管や共有ができるオンラインストレージの中で、世界で数多く利用されている。

Facebook を一時的にDropboxアカウントに接続するだけで、写真とビデオのライブラリ全体を転送することもできる。ファイルはバックグラウンドでDropboxに転送され、コンピューターをオンにしたり、ステータスバーを凝視したりする必要はない。

転送が完了すると通知が届き、その時点で、新しい「写真転送」フォルダにファイルが表示される。

さらに、Dropboxのすべての機能により、写真やビデオに正確にアクセスできるユーザーを制御することもでき、ファイルはデフォルトで非公開になる。そこから誰とでも、または選択した数人だけとファイルを共有することができるという。

また、Koofrは、スロベニア、リュブリャナを本拠にするスタートアップ企業 KOOFR d.o.o. 提供のフリーオンラインストレージ。

Dropbox同様に、データは個々のファイルとしてKoofrアカウントに安全に保存され、完全に制御でき、FacebookとKoofrのアカウント間の接続は一時的なものとなる。

これにより、FacebookはKoofrデータにアクセスできず、権限は、データの転送にのみ適用されるとのことだ。

Facebookは、同サービスの写真とビデオの転送ツールは、オープンソースのデータ転送プロジェクトを通じて開発されたコードに基づいているとしている。

このツールには、Facebook情報のFacebook設定でアクセスでき、Googleフォトに加えて、DropboxまたはKoofrを選択できるようになったとし、今後このリストを拡大する予定であるという。

また、この転送では、開始する前にパスワードを再入力し、データがサービス間を移動するときにデータを暗号化するように求められるため、データが安全に転送されるとのことだ。

同社は、このツールが、データの移植性に関するホワイトペーパーで特定したプライバシーに関する質問や、連邦取引委員会への最近の提出に関する、専門家や開発者、政策立案者との対話を促進できることを願っているという。

また、同社単独では行うことができないため、他の企業がデータ転送プロジェクトに参加して、ユーザーのオプションを拡大し、データの移植性の革新を推進することを勧めている。