一般社団法人日本野球機構(NPB)と公益財団法人日本高等学校野球連盟が主催の「プロ志望高校生合同練習会」が、8月29日、30日に西日本会場となった阪神甲子園球場にて実施された。
同練習会は、新型コロナウイルス感染症拡大の影響により、第92回選抜高等学校野球大会と各都道府県の春季大会ならびに第102回全国高等学校野球選手権大会と地方大会が中止となったために開催され、プロ野球入りを目指しながら実力を披露することが困難となった高校3年生の進路活動の一環として開催が決定された。
視察機会の平等性を確保するため、合同練習会にはNPBのスカウト、関係者のほか、アマチュア球界や独立リーグの関係者もスタンドに足を運び、日本球界全体で高校3年生をサポートするという体制が取られたとしている。
77人の選手たちが集まり、ドラフト上位指名候補とも評される選手たちから、まったくの無名ながらこの練習会で一躍表舞台に上がろうとする選手まで多くのプロを志望する選手たちが揃ったという。
両日ともにAグループとBグループに分かれ、1日目はフリー打撃とシートノック(投手の希望者はブルペンで投球練習)、2日目は投手と打者による実戦形式のシート打撃を中心に行われ、各選手が気迫あふれるアピールをしたとのことだ。
なお、東日本会場は9月5日、6日に東京ドームにて実施されるとしている。