NTTドコモ(以下、ドコモ)は、鹿島アントラーズ、Jリーグと共に、9月27日に行われる2020明治安田生命J1リーグ第19節 鹿島アントラーズVS大分トリニータの試合において、5Gを活用し、試合のマルチアングル映像や解説情報などを、スタジアム内の5Gスマートフォンに配信するサービスを提供すると発表した。
同取り組みでは、スタジアムの観客席(一部対象席)に2画面の5Gスマートフォンを配備。
視聴体験参加者は、5Gの特徴である大容量通信と低遅延を生かした「マルチアングル機能」により、観客席で試合を観戦しながら、手元のスマートフォンで多視点からの試合映像をほぼリアルタイムで楽しむことができるという。
さらに、好きな時に名場面を振り返ることができる「リプレー機能」、選手のポジションに加えて、スタミナや走行トップスピードのような能力値を確認することができる「選手名鑑」、そしてシュート数やボール支配率などの試合展開が分かるデータを可視化した「J STATS(スタッツ)」を見ることができるとのことだ。
例えば、試合開始前に選手名鑑によって選手のことをよく知っておくことで、より選手やクラブに気持ちを込めて応援することができるようになるという。
また、試合中には、マルチアングル機能やリプレー機能およびスタッツなどでさまざまな見どころが分かり、サッカーに詳しくないファンでも従来以上にスタジアム観戦の面白さを体験することができるとしている。
新型コロナウイルス感染症の影響で声出し応援やハイタッチなどが制限される中でも、目の前に広がる白熱する試合に加えて、自分だけの特別なスクリーンによって、試合や選手をより深く理解しながら楽しんでもらえるとのことだ。
なお、同取り組みは、ドコモと鹿島アントラーズの協業による「5G を活用したスマートスタジアム化による観戦価値向上」の第1号施策となるという。
また、Jリーグの「Jリーグ FUROSHIKI」とNTTグループが連携した、5Gによる映像サービスの具現化にもつながるものとのことだ。
ドコモは、今後もスポーツ分野のパートナーと共に、マルチアングル視聴を含む5Gサービスをさらに発展させていき、スタジアムに訪れた全てのスポーツファンが熱狂することができる世界の実現に向けて取り組んでいくとしている。