凸版印刷は、多様な学習体験を統合した小中学校向けの新たなICT学習サービス「navima(ナビマ)」を、2021年4月より提供を開始すると発表した。
navimaは、現在提供中のICT学習サービス「やるKey」の「アダプティブドリル」をベースに、機能や対応教科を大幅に拡張した新しいICT学習サービス。
従来のレコメンド機能(間違え方に応じて最適な問題を推奨する機能)に加え、わからない問題を解説する動画やチャットボットなどの「お助け機能」を追加している。
これにより子どもは、出題される問題を解き続けていくという受動的な体験だけでなく、自分で選び、自分のペースで学習する体験が出来るようになるとのことだ。
また、「理科・社会」では、子どもたちがデジタルのカードに自由記述しクラス全体で共有できる機能と、その内容を先生が簡易に採点し観点別に集計できる機能を、教科書に準拠した「探求学習」のコンテンツや指導案とともに提供する。
「国語」に関しては読解力の醸成を目的とした新しいドリルサービスや、漢字学習と同時に語彙も習得できるドリルサービスを提供するという。
加えて、学習応援システム「やるKey」で高く評価されている「ヒートマップ機能」(クラスの習熟度が一覧で把握できる機能)に加え、新たに授業中の子どもがどこで躓いているのかリアルタイムで把握できる機能を搭載。先生によるクラス全体の学習状況の確認が一段と容易になったとのことだ。
同社は、navimaを2021年以降、利用者ごとのオリジナルコンテンツに対応させることを可能とし、大型自治体や私学・塾業界への展開を推進するという。また、多言語対応が容易であることを活かし、外国籍の児童を対象とした母国語での学習環境提供やパイロットプロジェクトが進行しているインドを中心に、海外展開も進めるとのことだ。