大和ハウス工業は、国内の公募形式による「大和ハウスグループグリーンボンド(無担保社債)」の発行を予定していると発表した。
グリーンボンドとは、環境配慮型施設の開発や再生可能エネルギーの活用など環境負荷低減のための資金を調達するために発行する債券。
環境省によると、国内企業等によるグリーンボンド等の発行実績は、2018年に5,363.7億円、2019年には8,238.3億円と環境への関心の高まりとともに年々市場規模が拡大しているという。
そのような中、同社では「環境負荷ゼロ」および「環境と企業収益の両立」を実現するために、200億円の大和ハウスグループグリーンボンドを発行するに至ったという。
調達した資金は、研修施設「(仮称)大和ハウスグループ新研修センター」や、再生可能エネルギー100%のまちづくり「船橋グランオアシス」、環境配慮型物流施設などの開発・建設費用として充当する予定。
なお、再生可能エネルギーを全面的に取り入れた複合型のまちづくりを対象とするグリーンボンドの発行は日本初になるという。
今後、同社グループでは「脱炭素社会」の実現のため、環境配慮型施設の建設や再生可能エネルギー電力の活用を推進するとともに、環境経営を推進する企業への環境負荷低減の提案・普及を加速させるとのことだ。