愛媛県は、密接不可避業種感染予防対策推進給付金(以下、密接不可避給付金)申請に関する質問に対して自動的に回答を得られるチャットボット「AIコンシェルジュ for チャットボット」を導入開始したと発表した。
今回、コニカミノルタとUSEN-NEXT GROUPのTACT(以下、TACT)が協同でサービス提供する。
愛媛県では、県内に事業所を有する中小企業者のうち、理容・美容業や鍼灸・整体院など、業務の性質上、身体への接触が不可避な業種を対象に、密接不可避給付金として1事業者あたり5万円を給付している。
今回、TACTが提供するAIコンシェルジュ for チャットボットを密接不可避給付金の問い合わせ受付に導入することにより、申請者がチャット画面から質問項目を選択すると、申請対象者かのチェックや、申請に必要な書類を1つずつ確認、Word・PDFでダウンロードすることができるようになったという。
これにより、早朝や深夜、休日でも問い合わせ受付が可能になり、待ち時間なく自動で受付できるようになったとのことだ。また、人を介さないことで、コロナ時代におけるBCP対策としての活用が期待されているという。
愛媛県とコニカミノルタは昨年度より愛媛県における、全庁での業務量調査による「業務の見える化」をはじめとした働き方改革の推進(行政事務の効率化及び生産性向上)に関する連携協定を締結している。
今回はその一環として、コニカミノルタがこれまで他自治体との取り組みの中で培った申請業務における業務改善のノウハウを活かし、申請の問い合わせ対応に関するICT活用を推進するという。