イオンと米国ダウ社(以下、ダウ)は、温室効果ガス(CO2)の削減を目指す「カーボンプロジェクト協定」を締結した。
同協定に基づき、イオンは、グローバルに展開する素材科学企業であるダウのアイオノマー樹脂を使った食品の真空スキンパック包装をイオングループの商品に採用。
この包装により、鮮度保持期間を延長するとともに、輸送時等のダメージから商品を保護する機能が向上することから、食品廃棄物の削減が期待できるという。
実際に削減した食品廃棄量は、ダウが国際オリンピック委員会(IOC)と2017年にスタートしたダウ-IOCカーボンパートナーシップに基づき、CO2の排出削減相当量に換算され、IOCの活動で排出されるCO2のオフセットに貢献するとのことだ。
今回のイオンとダウのカーボンプロジェクトにより、両社は食品廃棄削減、資源の有効活用、さらに脱炭素社会の実現に向けてともに連携して取り組んでいく方針を示している。