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トップは100億円 国内スタートアップ資金調達額ランキング

フォースタートアップスは6月11日、1月から5月までを対象とした「国内スタートアップ資金調達額ランキング(2020年1月〜5月)」を発表した。

ブロックチェーン技術などのテクノロジーを活用した業務プロセスのデジタル化を推進するLayerXは、ジャフコ、ANRI、YJキャピタルを引受先とした総額約30億円の資金調達を実施し、10位にランクイン。

これにより同社の想定時価総額は128億円となった。今回調達した資金は、商用化のための事業会社設立資金や、これらに対応した事業およびプロダクト開発、人材採用に割り当てる方針だ。

米ファンドのEvolution Capital Managementなどから27.9億円(総額約2,500万ドル、1ドル111.85換算)の出資を受けたフィンテックベンチャーであるGVEは12位にランクイン。

これにより、同社の想定時価総額は2020年6月時点で558億円となり、国内スタートアップの時価総額ランキングでも10位にランクインしている。

13位には、AI問診サービス・診察サポート機能を持つ高機能問診票アプリ「Ubie」を開発するUbieが名を連ねた。

医薬品卸を主要事業とするスズケンを引受先とする20億円の資金調達を実施。調達した資金は人材の採用、カスタマーサクセスとマーケティングの強化に充てる見込みだ。

日本最大級のプログラミングスクール「TECH CAMP」を運営するdivは、18.3億円の資金調達を実施し、新規20位にランクイン。

同社の展開するTECH CAMPは、挫折せずに学び切るためのサポートが充実しており、2012年3月の会社設立以来およそ20,000名以上の受講実績を有している。

ランキングを見てみると、金融カテゴリーで大型の資金調達を実施している企業が目立っており、Paidy、H.I.F.、Kyash、GVE、ディーカレット、五常・アンド・カンパニーの6社となっている。

また、「その他」に分類されるLayerXは、2019年11月に三菱UFJフィナンシャル・グループとの協業締結のほか、4月には三井物産と三井物産デジタル・アセットマネジメントを設立するなど、様々な領域でブロックチェーン技術を活用し、実証実験のみならず具体的な商用化の取り組みを推進している。

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