NTTテクノクロスが、NTT研究所の超高臨場サラウンド映像合成技術(※)を活用し、遠隔地の臨場感をそのままにリアルタイムで映像を配信する「超高臨場映像ソリューション」を提供することを発表した。
同ソリューションは、映像から動いている人物を切り出す技術によるリアルな人物像や、ワイドな映像合成技術による空間全体の再現を、ビジネスシーンに合わせて撮影・加工・伝送・提示が可能であるとのことだ。
これまで、スポーツ観戦やライブイベント、講演などにおいて、会場の収容数やアクセスが原因で、一部の人が参加できないという課題があった。また一方で、映像による遠隔視聴では、現場の雰囲気や迫力が伝わりづらいという問題も。
こうした課題の解決に向け、遠隔地のイベントや講演があたかも目の前で行われているかのような空間を再現するNTT研究所独自の「Kirari!」を活用した同ソリューションを提供する運びとなったとしている。
同社は、今後もNTT研究所の最先端技術を中核に、国内外の優れた商材を豊富な実績とノウハウで掛け合わせることで、顧客のビジネスシーンに最適なソリューションを創出していくとのことだ。
(※)NTTサービスエボリューション研究所が開発した複数台の4Kカメラで撮影フィールド全体を分割して撮影し、リアルタイムに歪みを補正しながらつなぎ合わせ、高精細なワイド映像を作成する技術。