KDDIとAlphabet傘下Wing、国内ドローン配送の本格導入へ提携 2027年中にローソン商品などの配送開始目指す
KDDI、KDDIスマートドローン、Alphabet傘下のWing Aviationは、日本国内におけるドローン配送サービスの本格導入に向け、戦略的パートナーシップを締結したと発表した。

3社は、Wingが持つ自律飛行型ドローンや運航システム、自動地上インフラと、KDDIグループの通信基盤、制度対応、国内での社会実装に関する知見を組み合わせ、日用品や食品、市販薬、小口の商品などを届ける配送基盤の構築を進める。
まずは2027年中に一部エリアで、ローソンの商品を含む食料品や日用品などの配送開始を目指すという。その後は自治体や地域パートナーと連携しながら、配送対象商品や展開エリアを拡大する計画。
今回の取り組みでは、高齢化や店舗撤退に伴う買い物困難者の増加、共働き世帯の時間不足、物流現場のドライバー不足や再配達といったラストワンマイル配送の課題解決を目指す。
ドローンを活用し、自宅や指定場所へ商品を直接届けることで、買い物時の移動負担を軽減するほか、再配達削減や物流効率化にもつなげる。また、災害時に通常の物流網が利用しにくい状況での配送手段としての活用も想定する。

Wingは、Googleの研究所を起点として2012年に設立されたAlphabet傘下のドローン配送企業。米国では5つの市場で毎日数千件の配送を行っており、注文から通常30分以内に商品を届けるオンデマンド型の配送サービスを展開している。
一方、KDDIとKDDIスマートドローンは、上空のモバイル通信ネットワークを活用した目視外飛行支援や、ドローンポート整備、自治体との連携、災害時の遠隔運航などに取り組んできた。
3社は今後、それぞれの技術や運航ノウハウを組み合わせ、安全性と効率性を備えたドローン配送サービスの社会実装を進め、地域の利便性向上や持続可能な物流網の構築につなげるとしている。