衣類を「捨てずに循環させたい」人は約8割も、実践は約5割に 6割超が「衣替え」を衣類循環のきっかけと回答
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オンワードホールディングスのコーポレートコミュニケーション室は、全国の20代~60代の男女452名を対象に「衣類の循環とサステナブル意識についての調査」を実施し、その結果を公表した。
■衣類を循環させたい意向は8割も、できているのは5割。中高年ほどズレが拡大
今後、不要な服はできるだけ捨てずに循環させたいと思うかを聞いたところ、20~30代では85.1%、40~60代では76.1%と、いずれの年代でも7割を超える人が前向きな意向を示した。
一方、「服の手放し方として最も当てはまるもの」を聞き、フリマアプリや古着買取・リサイクルショップ、譲渡、回収などを通じて実際に服を循環させている人の割合を見ると、20~30代59.3%、40~60代45.3%という結果に。
この「意向」と「実態」の差を年代別に見ると、20~30代で25.8pt、40~60代で30.8ptと、中高年のほうが差が大きいことがわかった。「循環させたい」という気持ちを実際の行動に移せているかどうかには、年代による違いが見られた。

■「衣替え」は循環させるきっかけ。機会は「二季化」とともに減りつつある
衣替えのタイミングが、服を大切に使う・循環させるきっかけになると思うかを聞いたところ、62.2%が「そう思う」「ややそう思う」と回答し、多くの生活者が衣替えを循環のきっかけとして前向きに捉えていることがわかった。
一方で、「衣替え」をする頻度や必要性の変化について聞いたところ、「頻度・必要性が減ったと感じる」と回答した人が37.2%にのぼり、「増えた」と回答した人の割合(11.2%)を大きく上回った。

その理由を聞いたところ、「夏や残暑が長引くなど、季節の切り替わりがはっきりしなくなったから」が63.2%でトップとなり、「オールシーズン着られる服を選ぶようになったから」(57.7%)、「服の所有数自体を減らしているから」(44.2%)が続いた。
衣替えを循環のきっかけと捉える生活者は多い一方で、気候の変化によって、衣替えをする機会自体が減りつつある可能性がうかがえる。

■企業のサステナブルな取り組みは、若年層ほど購買意向に好影響
服を購入する際、環境問題やサステナビリティを意識するかを聞いたところ、20~30代では57.2%、40~60代では43.4%と、20~30代のほうが意識する人の割合が13.8ポイント高かった。
さらに、「企業が実施している環境やサステナブルへの取り組みによって、購入意向は前向きに変化するか」を聞いたところ、「変化する」と答えた人の割合は、40~60代の33.5%に対し、20~30代では49.8%と、16.3ポイント高かった。
企業のサステナブルな取り組みは、特に20~30代の購買意向に強く影響する可能性があるとしている。

■リサイクルサービスに求めるもの・使いたいチャネルも世代で異なる
衣類の回収・リサイクルサービスへの改善要望を聞いたところ、「特典やポイントが欲しい」が世代問わず最多となり、「回収後の行き先を分かりやすくしてほしい」と回答した人の割合は、20~30代のほうが40~60代より高かった。

また、「今後利用したいと思う衣服の循環方法」についても、20~30代では「フリマアプリ」(36.3%)や「ブランド回収」(24.4%)を選んだ人の割合が相対的に高く、40~60代では「自治体回収」(35.1%)を選んだ人の割合が高いなど、世代ごとに利用したいチャネルが異なる傾向が見られた。
これらの結果から、衣類循環を促進するためには単に回収機会を増やすだけでなく、世代ごとのニーズに応じたアプローチが重要であることがうかがえる。
同社は、循環行動に対するインセンティブは全世代で重要であり、加えて若年層には回収後の活用先の可視化、中高年にはアクセスしやすい回収拠点の整備が、循環行動を後押しするポイントになると考察している。

【調査概要】
調査主体:オンワードホールディングス コーポレートコミュニケーション室
調査方法:インターネットアンケート
調査システム:knowns
調査対象:全国の20代から60代の男女452名
調査期間:2026年9月18日
<参考>オンワードホールディングスコーポレートコミュニケーション室『衣類の循環とサステナブル意識についての調査』