「推し」を持つ人は微減も、支出は増加傾向 ゲームやアニメは支出額が倍以上に
インテージは、全国の15歳から79歳の男女(5,000人)を対象に「推し活」に関する調査を実施し、結果を公表した。
◼️調査結果
推しを持つ人は全体の33.6%で3人に1人。男性に比べて女性で高く、男女ともに若年層ほど推しを持つ傾向があった。なお、最も高かったのは女性15-19歳で、75.9%にも及ぶ。
昨年と比べて男性60代で-3.8ポイント、70代で-10.5ポイント、女性70代で-5.0ポイントと、シニア層での減少が目立つ。

次に、どのようなジャンルを推している人が多いのかを見てみると、「国内のアイドル」が最も多く、全体の9.4%。「ミュージシャン・バンド」(8.3%)、「アニメ」(7.4%)が続く。
昨年と比べて多くのジャンルで減少しており、推しの対象を絞っている傾向がうかがえる。

ここまでで、「推し活」は一定の落ち着きを見せつつあるように見えるが、過去1年間の支出を見ると、多くのジャンルで増加した。
中でも、「ゲーム」に対する平均支出は、昨年の14,116円から36,698円へと2.6倍に増加。ゲーム機の後継機種や人気ソフトの発売が影響したと考えられる。
また、「アニメ」の平均支出も、昨年の11,259円から22,584円へと2.0倍に。人気キャラクターとのコラボ企画やグッズの発売、ヒットアニメ映画の公開などが後押ししたと考えられる。

支出額が増加した理由を見ると、上位3項目は、「グッズや関連商品の購入が増えたから」(45.7%)、「ライブやイベントに参加/回数が増えたから」(37.3%)、「推しへの愛情が深まったから」(36.1%)となった。
一方、「チケットやグッズなどの価格が上がったから」(16.3%)は低く、「推し活」支出の増加は、物価高よりも活動を増やしたことによるものと同社は考察(図表4)。

最後に、どのようなジャンルの「推し」が多いのかについて、男女、年代別に見ていくと、男性では、10~40代で「アニメ」、40代以上で「ミュージシャン・バンド」が上位となった。
「スポーツ(スポーツチーム/スポーツ選手)」は30代で1位となっており、50代以上でも上位にランクイン。
10代に注目すると、調査開始(2024年)以来1位を維持していた「YouTuber/VTuber」を、今年初めて「アニメ」が抜き首位に。「YouTuber/VTuber」は昨年16.9%、今年16.8%で、同水準を維持している。
一方、「アニメ」は、昨年16.2%から今年22.1%と、約6ポイント増加する結果となった。
同様に、女性を年代別に見ると、10~30代では「国内のアイドル」、40~60代では「ミュージシャン・バンド」で、70代で再び「国内のアイドル」が1位に「アニメ」は10~30代で2位。

「国内のアイドル」は20代男性と幅広い年代の女性、「ミュージシャン・バンド」は40~60代の男女、「アニメ」は10~40代男性と10~30代女性が牽引していると言える結果となった。
【調査概要】
調査地域:日本全国
対象者条件:15~79歳の男女
標本抽出方法:弊社「マイティモニター」より抽出しアンケート配信
標本サイズ:n=5000
※国勢調査にもとづき性別・年代・地域を母集団構成に合わせて回収
調査実施時期:2026年1月14日~1月19日
<参考>
インテージ『インテージのネットリサーチによる自主調査データ』