福岡県北九州市「新門司港」に新ターミナル建設へ 2029年秋の全面開業を目指す
阪九フェリーは、新門司港で運用する第1ターミナルと第2ターミナルの中間地点に、新ターミナルを建設する基本構想を発表した。
2027年春に着工し、2028年秋の新ターミナル完成を経て、2029年秋のグランドオープンを目指すという。

新ターミナルの建設は、現在の施設の老朽化や防災機能の強化に対応するもの。現ターミナルは築35年が経過しており、設備全体の刷新に加え、近年の災害リスクを踏まえたBCP(事業継続計画)の強化など、安全面での取り組みを進める必要があるとしている。
新ターミナルでは「誰もが使いやすい地域施設」「安心・安全を最優先」「環境に優しいエコ設計」の3つの価値を掲げる。
施設を集約して1ターミナル2バース化を実現し、新門司の新たな「顔」となる施設を目指すという。また、高齢者や障害者にも配慮したバリアフリー設計を採用し、BCP対応や災害リスクへの備えを強化するとのことだ。
環境面では、ZEB(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)化を推進。太陽光パネルを活用するなど、環境負荷の低減に取り組むとしている。
施設内では、利用者が快適かつシームレスに移動できる「オールインワンターミナル」を実現する計画である。港を一望できる展望デッキも設け、見送りや記念撮影などに利用できるという。
さらに「ウェルカムパーク」を整備し、乗船前のペットの散歩や記念撮影などに利用できる憩いの場とする予定である。
■新ターミナル概要
建設予定地:新門司港(福岡県北九州市)、現第1ターミナルと現第2ターミナルの中間地点
工期スケジュール(予定):
・2027年春:新ターミナル着工予定
・2028年秋:新ターミナル完成予定
・2029年秋:グランドオープン予定
※新ターミナル完成後、既存ターミナルの解体作業・新しい人道橋工事を進めながら段階的に移行し、両バースでの乗船が可能となる2029年秋を正式なグランドオープンとする。
※上記スケジュールは現時点での予定であり、今後の設計・工事の進捗により変更となる場合がある。