埼玉県熊谷市で営農型太陽光発電所「リエネソーラーファーム熊谷」が運転開始 農地保全と再エネ導入を両立
東急不動産と埼玉福興は、埼玉県熊谷市で営農型太陽光発電所「リエネソーラーファーム熊谷太陽光発電所」を開発・竣工し、運転を開始したと発表した。単体の営農型太陽光発電所として麦を生育する圃場では国内最大規模になるとのことだ。

同発電所では、耕作放棄地を含む35筆、約4ヘクタールに分散していた農地を一団の土地に集約したという。農地を大区画化することで、中長期的な農地保全に加え、機械作業の効率化による農作業の生産性向上を図るとしている。
発電設備には藤棚式を採用し、農業機械の作業空間を確保することで、パネル下部でも麦の適切な生育を実現するという。発電した電力は、東急不動産が保有するオフィスビルや商業施設へオフサイトPPAを活用して供給するとのことだ。また、売電収入の一部を埼玉福興へ営農協力金として還元するほか、地域の自治会費として納めることで、農業経営や地域社会の安定化を後押しするとしている。

さらに、同発電所では埼玉福興が取り組む障がい者や就労困難者の就労支援と農業を組み合わせた農福連携モデルを導入するという。再生可能エネルギーの導入拡大に加え、地域農業と地域コミュニティの持続可能性向上を目指すとしている。
東急不動産では2022年から埼玉県東松山市で営農型太陽光発電の実証実験を実施し、発電した電力の自社保有施設への供給や売電収入の一部の農業協力金としての還元、収穫した農作物の近隣施設への提供などに取り組んできたという。
今後も、再生可能エネルギーの導入促進と食料自給率の向上をはじめとする社会課題の解決を両立する取り組みを推進するとしている。
■発電所の概要
事業名:リエネソーラーファーム熊谷太陽光発電所
所在地:埼玉県熊谷市妻沼台
発電出力:DC2,625kW/AC1,990kW
作付作物:麦
運転開始時期:2026年4月