職場に生理休暇制度、45.5%が「なし」 制度利用経験者は1割未満
転職サイト「女の転職type」は、働く女性319名を対象に「生理と仕事について」のアンケートを実施し、結果を公表した。

◾️調査結果
職場に「生理休暇」の制度があるかを尋ねたところ、「ない」45.5%が最も多い結果となった。
「ある」と回答した人は、有給が16.0%、無給が22.6%で、合わせて38.6%。生理休暇は法律で取得が認められているが、職場によって制度の認知や運用状況には差があることがうかがえる結果に。

生理休暇を利用したことがあるかどうか尋ねたところ、「制度がない・利用したことがない」55.2%が最も多く、次いで「利用したことはない(制度はあるが使っていない)」36.7%が多い結果となり、あわせると91.9%が利用したことがないと回答。
「よく利用する」2.8%、「たまに利用する」5.3%を合わせても、利用したことがあるという人は8.1%にとどまった。

生理休暇について「制度はあるが、利用したことはない」と回答した人にその理由を聞いたところ、1位「欠勤扱い(無給)になるのが嫌」23.9%、2位「周りに使っている人がいない」22.2%、3位「上司に申請しづらい」19.7%という結果に。
制度があっても、給与面や周囲の目が利用のハードルになっているケースが多いことがうかがえる。
その他の回答としては、「休むほど体調が悪くならない」という回答が多く見られた。また「総務担当が生理休暇に批判的な考えを持っていて、小言を言われるのが嫌だから」「一番辛い日が休日になるようにピルで調整しているため、生理休暇をとって休む必要がない」という回答も見らた。

生理休暇が別の名称であれば利用しやすいと思うか尋ねたところ、「ややそう思う」32.3%が最も多く、「強くそう思う(名称が変われば使いたい)」28.5%と合わせると、60.8%の人が「名称変更をすれば利用しやすくなる」と回答。
一方で「そう思わない(名称は関係ない)」24.8%と回答した人も一定数いることがわかった。

生理時の仕事のパフォーマンス(集中力や効率)について、平常時を100%としてどれくらいになるか尋ねたところ、「60~70%」33.2%が最も多く、次いで「40~50%」26.9%と続く。
「100%(低下しない)」と回答した人は7.9%にとどまり、程度の差はあれど多くの人がパフォーマンスの低下を感じていることがわかった。

生理痛などの体調不良を我慢して働いたことがあるか聞いたところ、「よくある」48.3%「たまにある」35.1%で、あわせると「ある」と回答した人が83.4%という結果に。
「まったくない」5.0%、「あまりない」11.6%と回答した人は少数派となった。

生理による体調不良について相談・報告できる相手が職場にいるかどうか尋ねたところ、「誰にも相談・報告できない」42.9%が最多。
相談できる相手としては、「同僚(女性)」39.5%が最も多く、次いで「上司(女性)」22.6%が続く。男性に相談できる人は少数派で、「上司(男性)」6.6%、「同僚(男性)」1.6%。
なお、「人事担当者や産業医」3.1%は極めて少数派で、職場で相談する場合は、制度や専門窓口よりも身近な同僚や上司に相談するケースが多いことがうかがえる。
その他の回答としては、「部下(女性)」「相談はせず、限界になった際に報告したことしかない」などがありました。

女性特有の体調不良と仕事の両立のために活用しているものを尋ねたところ、「痛み止め・漢方薬」62.7%が最多に。次いで「機能性の高いナプキンやタンポン」37.0%、「カイロなど体を温めるグッズ」28.8%と続く。
「リモートワークやフレックスなど」は8.2%、「生理休暇制度」は4.7%にとどまり、会社の制度活用は進んでおらず、薬やグッズを活用しながら働き続ける人が多いことがうかがえる。
また、「低容量ピル」は14.1%、「婦人科への定期的な通院」は12.5%で、薬やグッズによるセルフケアと比べると、医療的なアプローチを取り入れている人は少数派。
その他の回答としては、「生理用の紙ショーツ、流せるタイプの生理用品」「サニタリーパンツの上に更にサニタリーペチコート」「ミレーナ」「鉄分サプリメント」などがあがった。

【調査概要】
調査期間:2026年6月3日~6月9日
有効回答数:319名
調査対象:女の転職type会員
調査方法:Web上でのアンケート
<参考>
女の転職type『第134回「生理と仕事、どうしてる?」 / データで知る「女性と仕事」』