熊本県・南阿蘇にラグジュアリーホテル「阿蘇リトリート HONO by 温故知新」開業へ 既存建物を活かし増築再生
リストデベロップメント(以下、LD)は、2024年8月に熊本県南阿蘇村にて取得した既存旅館について、既存建物の全面改修および新築棟の新設を行い、ラグジュアリーホテル「阿蘇リトリート HONO by 温故知新」として、11月2日に開業を予定していることを発表した。
これに先立ち、7月1日より宿泊予約受付を開始。旅館再生事業は、リストグループとして初の取り組みであり、竣工は2026年8月を予定。なお、同物件の運営は温故知新が担うとのことだ。

同物件は阿蘇くじゅう国立公園内に位置しており、自然環境の保全と地域景観との調和が重視されているという。
LDは、こうした地域特性を踏まえ、建物を全面解体して新築するのではなく、既存建物の構造躯体を活かした改修・再生を実施。これにより、環境負荷の低減と建物価値の継承の両立を図っているという。
また、既存建物の再生に加え、新築棟を増築することで、施設全体の機能向上と客室数を拡充。従来は全10室(うち露天風呂付5室)および大浴場を備えた構成だったが、同計画では大浴場を客室へ転用し、既存棟12室、新築棟5室の全17室の客室構成へ刷新。
さらに、全客室露天/半露天の温泉、12室はサウナ付きとすることで、より快適で上質な宿泊体験の提供を目指すとしている。
既存棟は平屋建てでありながら高い天井高を有しており、その特性を活かし、客室天井高約3,700mm(折り上げ部分)、開口部サッシ高約3,200mmの開放的な空間を実現。
さらに新築棟では、天井高約3,000mmの客室に加え、一部客室に最大約7,280mmの吹き抜けを有する大開口空間を設けることで、既存棟とは異なるダイナミックなスケール感を創出。一部客室には雄大な自然を肌で感じることのできる幅2,700mmのデッキを設置されている。
同物件は阿蘇外輪山の中腹に位置し、南阿蘇の平野と阿蘇五岳を一望する立地特性を有しており、建物配置および開口計画により、この雄大な景観を客室温泉と一体的に取り込む設計としているという。

また同物件では、建築に加え、食とランドスケープを一体的に計画することで、滞在価値のさらなる向上を図っているという。
施設内のレストランには薪オーブンを備え、薪火を用いた調理を軸としたライブ感のある食体験を提供するとともに、敷地内には阿蘇の在来種植物で構成された「食べられる庭」を整備。ゲストは庭に入り、草木に触れ、採集した素材がそのまま料理へとつながる一連の体験を通じて、大地と食の循環を体感することができるとのことだ。

◾️物件概要
名称:阿蘇リトリート HONO by 温故知新
所在地:熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陰5298-1
交通アクセス:熊本空港より車 25分
敷地面積:87,113.06平方メートル(26,357.75坪)
規模・構造:既存棟:鉄骨造平家建、新築棟:鉄骨造2階建
客室数:17室(全室温泉露天/半露天風呂付き、一部客室サウナあり)
客室面積:54.00~148.64平方メートル
竣工予定時期:2026年8月末
開業予定:2026年11月2日
付帯施設:レストラン、食べられる庭、インルームスパ
運営会社:温故知新
事業主:リストデベロップメント