福岡・天神にディープテック分野特化型のインキュベーション施設「FIL.Tenjin」開業へ 事業化支援を強化
天神一丁目761プロジェクトおよび福岡地所は、天神ビッグバン(※1)エリア内で開発を進める「天神ビジネスセンターⅡ」において、ディープテック(※2)分野に特化したインキュベーション施設「Fukuoka Innovation Lab.Tenjin」を開業すると発表した。

同施設は、スタートアップの事業化を支援するインキュベーション施設である。多様な企業が集積する天神ビジネスセンターⅡ内に拠点を設けることで、入居企業同士の交流や連携を促進し、スタートアップの成長や事業会社との協業機会の創出を支援するという。
福岡地所は2026年1月、ライフサイエンス領域に特化したインキュベーション施設「Fukuoka Innovation Lab. 九大病院」(※3)を開業しており、FIL.Tenjinはこれに続く2拠点目となる。
FIL.九大病院がライフサイエンス領域の研究支援拠点であるのに対し、FIL.Tenjinは宇宙、AI、半導体、エネルギー、ロボティクス、アグリカルチャーなど、ライフサイエンス以外のディープテック分野を対象とする都市型拠点として展開するとのことだ。
施設は2026年8月開業予定の天神ビジネスセンターⅡ内に設置される予定である。福岡市地下鉄空港線「天神」駅に地下直結し、博多駅や福岡空港からもアクセスしやすい立地環境を備えるという。
施設内には24時間365日利用可能なシェアオフィス10室(2〜6人用)のほか、平日9時から21時まで利用できるコワーキングスペース、1on1ブース、防音フォンブースなどを設置する。また、Wi-Fiやマッチングサポートなどのサービスも提供するとしている。

さらに、一部入居者は天神ビジネスセンターⅡ内のワーカー専用共用空間「Reboot!」を利用できるという。Reboot!にはコンディショニングジム、シミュレーションゴルフ、スパ&サウナ、仮眠室などを備えたリフレッシュ機能のほか、ミーティングルームによるナレッジ機能、カフェラウンジによるコミュニティ機能を備えるとのことだ。

また、同施設では、ディープテック・スタートアップへの支援に加え、産学官の各ステークホルダーが抱える構造的課題の解消や革新的シーズの社会実装を推進するインキュベーション機能を提供するとしている。
■施設概要
施設名称:Fukuoka Innovation Lab. Tenjin(略称:FIL.Tenjin)
所在地:福岡県福岡市中央区天神一丁目10番10号(天神ビジネスセンターⅡ内)
所在階:4階
アクセス:
福岡市地下鉄空港線「天神」駅地下直結
西鉄天神大牟田線「福岡(天神)」駅徒歩約3分
施設面積:約495平方メートル(約150坪)
施設開業時期:2026年9月(予定)
(※1)規制緩和等を活用して民間ビルの建替えを促進することで、天神地区に新たな空間と雇用を創出するプロジェクト。
(※2)特定の自然科学分野での研究を通じて得られた科学的な発見に基づく技術であり、その事業化・社会実装を実現できれば、国や世界全体で解決すべき経済社会課題の解決など社会にインパクトを与えられるような潜在力のある技術。
(※3)2026年1月、国立大学法人九州大学病院の敷地内に開設した福岡地所運営の賃貸型ウェットラボおよびライフサイエンス企業向けの創業支援施設。