20代正社員の3割超が「上司の遠慮」を実感 その7割が率直なコミュニケーションを希望
ジェイックは、「上司に遠慮されていると感じていること」に関するアンケート調査を実施し、結果を公表した。調査は、同社の就職支援サービスを利用して正社員就職した20歳から29歳を対象に実施され、238名から回答を得たという。
調査では、「上司があなたに対して『遠慮している』『過度に気を使っている』と感じることはありますか」と質問したところ、「頻繁にある」が2.9%、「時々ある」が30.7%、「あまりない」が55.5%、「全くない」が10.9%となった。「頻繁にある」と「時々ある」を合わせると33.6%となり、約3人に1人の若手社員が、上司からの遠慮や過度な気遣いを感じていることが明らかになった。

続いて、上司からの遠慮や過度な気遣いが「頻繁にある」「時々ある」と回答した人に対し、どのような場面でそれを感じるかを尋ねたところ、「ミスや間違いを指摘するとき」が51.3%で最も多かった。次いで、「自分のプライベートなことを聞くとき」が27.5%、「業務外の会話(雑談など)を持ちかけるとき」が26.3%、「自分をほめてくれるとき」と「難易度の高い仕事を依頼するとき」がそれぞれ25.0%、「上司・先輩目線で、成長のための指導をするとき」が23.8%となった。また、「裁量のある仕事を任せるとき」と「時間外業務(残業)を指示するとき」はそれぞれ13.8%、「その他」は7.5%だった。

さらに、上司からの遠慮や過度な気遣いが「頻繁にある」「時々ある」と回答した人に対し、「上司に『過度に遠慮しないコミュニケーション』を望みますか」と質問したところ、「はい」が70.0%、「いいえ」が30.0%となった。遠慮を感じている若手社員の7割が、より率直なコミュニケーションを求めていることが分かった。

自由記述では、率直なコミュニケーションを望む理由として、自身の成長やスキル向上への危機感を挙げる声が多く寄せられたという。また、業務の精度向上や生産性向上のためには率直な意見交換が必要であることや、遠回しな伝え方では真意が伝わらないといった意見も見られたとのことだ。さらに、過度な遠慮は信頼関係の構築を妨げる要因になると感じる声もあったとしている。
一方で、過度に遠慮しないコミュニケーションを望まない理由としては、現状の距離感に満足していることや、一定の遠慮や気遣いは必要であるとの意見が寄せられたという。コミュニケーションにおける遠慮は相手への配慮でもあり、完全になくなることを望まないとする回答も見られたとのことだ。
【調査概要】
調査対象:ジェイックの就職支援サービスを利用して正社員就職した20~29歳の人
調査機関:自社調査
調査方法:Webアンケート
調査期間:2026年1月9日~5月12日
回答者数:238名
<参考>
ジェイック『「上司に遠慮されていると感じていること」に関するアンケート調査』