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仕事選び、全年代で最重視は「給与」 フルリモート勤務者は「リモートワーク」の重視率がフル出社者の約2.7倍

LASSICが運営するWEBメディア「テレワーク・リモートワーク総合研究所(テレリモ総研)」は、リモートワーク経験のあるワーキングパーソン1,005名を対象に「仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査」を実施し、結果を公表した。

■仕事選びで最も重視するのは給与。勤務地・人間関係・リモートワークが続く

20歳〜65歳のテレワーク/リモートワークを経験したことがあるワーキングパーソン男女1,005人を対象に、「転職や仕事選びの際に重視する条件」と「退職や転職を考えるとしたら、どのような理由が当てはまるか」を複数回答で質問。

仕事選びで重視する条件をみると、給与・賞与の水準が67.8%で最も高かった。次いで勤務地・通勤時間54.7%、職場の人間関係・雰囲気42.2%、リモートワークの可否・頻度38.4%と続いた。

これに仕事のやりがい36.5%、福利厚生の充実度33.0%、会社の安定性・将来性32.9%、勤務時間の柔軟性(フレックスなど)32.8%が3割台で並ぶ結果に。

1位の給与・賞与の水準と2位の勤務地・通勤時間の差は13.1ポイントで、3位から8位は3割台前半から4割台前半に複数項目が密集する分布となっている。

10%台の重視率がみられた項目は、キャリアアップの機会17.6%、育児・介護との両立支援13.6%、副業・兼業の許可10.1%であった。「特にこだわりはない」6.3%と給与・賞与の水準67.8%との差は61.5ポイントとなる。

仕事選びの際に重視する条件

■リモートワーク重視はフル出社者でも20.7%、出社形態で35.9ポイント差

仕事選びで重視する条件を出社形態別にみると、リモートワークの可否・頻度の重視率に大きな差が確認できた。

リモートワークの可否・頻度はフルリモート勤務者で56.6%、ハイブリッド勤務者で48.0%、フル出社者で20.7%であった。

フルリモート勤務者とフル出社者の差は35.9ポイントとなり、フルリモート勤務者の重視率はフル出社者の約2.7倍。フル出社者でも約5人に1人が、次の仕事選びでリモートワークの可否・頻度を重視していると言える(20.7%)。

リモートワークの可否・頻度を重視する割合(出社形態別)

給与・賞与の水準の重視率は、フルリモート勤務者59.6%、ハイブリッド勤務者67.0%、フル出社者71.9%であった。出社頻度が上がるほど重視率も高くなる分布となっており、フルリモート勤務者とフル出社者の差は12.3ポイントという結果に。

勤務地・通勤時間についても同様の分布がみられ、フルリモート勤務者41.6%、ハイブリッド勤務者54.0%、フル出社者60.8%となり、フルリモート勤務者とフル出社者の差は19.2ポイントである。

職場の人間関係・雰囲気はフルリモート勤務者32.5%、ハイブリッド勤務者40.4%、フル出社者48.0%で、フルリモート勤務者とフル出社者の差は15.5ポイント。

仕事選びで重視する条件(出社形態別)

リモートワークの可否・頻度を除く上位項目では、出社形態3区分とも給与・賞与の水準が1位を占めている。

■給与重視は50代で75.7%、若年層はリモートワーク・副業を重視

仕事選びで重視する条件を年代別にみると、給与・賞与の水準は50代でピークを示し、リモートワーク関連の項目は若年層で高い傾向が確認できた。なお、60代の有効回答数は95と、他年代に比べてサンプル数が少ない点に留意する必要がある。

給与・賞与の水準の重視率は、20代61.4%、30代63.9%、40代68.3%、50代75.7%、60代64.2%と推移した。50代が75.7%で最も高く、20代の61.4%と比べると14.3ポイントの差がある。20代から50代までは年代が上がるほど重視率が上昇し、60代でやや低下する分布となっている。

仕事選びで重視する条件(年代別)

リモートワークの可否・頻度の重視率は、20代43.5%、30代37.6%、40代42.2%、50代35.3%、60代29.5%であった。20代が43.5%で最も高く、60代の29.5%と14.0ポイントの差がある。

給与・賞与の水準とリモートワークの可否・頻度の年代別重視率

副業・兼業の許可も若年層で高い分布がみられた。20代15.2%、30代11.2%、40代10.0%、50代7.4%、60代6.3%となっており、年代が上がるほど重視率が低下する傾向が確認できた。20代と60代の差は8.9ポイントである。

育児・介護との両立支援は、20代12.5%、30代13.7%、40代17.7%、50代12.1%、60代9.5%と推移し、40代がピークとなった。

■育児・介護との両立支援は女性19.5%、男性8.3%

仕事選びで重視する条件を男女別にみると、男女差が最も大きかったのは育児・介護との両立支援であった。

育児・介護との両立支援は女性19.5%、男性8.3%で、その差は11.2ポイント。次いで職場の人間関係・雰囲気が女性47.9%、男性37.0%で10.9ポイントの差に。勤務地・通勤時間は女性58.6%、男性51.2%で7.4ポイントの差。

一方、給与・賞与の水準は男性68.3%、女性67.2%で差は1.1ポイントとなっている。リモートワークの可否・頻度も男性38.9%、女性37.9%で差は1.0ポイントであった。これらの項目では男女差はほぼ確認できなかった。

会社の安定性・将来性は女性36.0%、男性30.2%で5.8ポイントの差、福利厚生の充実度は女性35.1%、男性31.1%で4.0ポイントの差となっている。仕事のやりがいは男性37.9%、女性34.9%で3.0ポイントの差であった。

男女ともに重視率1位は給与・賞与の水準で、2位は勤務地・通勤時間。3位以降は男女で順序が分かれ、男性は3位リモートワークの可否・頻度38.9%、4位仕事のやりがい37.9%、5位職場の人間関係・雰囲気37.0%となった。

女性は3位職場の人間関係・雰囲気47.9%、4位リモートワークの可否・頻度37.9%、5位会社の安定性・将来性36.0%という結果に。

仕事選びで重視する条件(男女別)

■退職を考える要因の筆頭は給与・待遇への不満、フル出社で60.3%

退職や転職を考える理由を尋ねたところ、給与・待遇への不満が最も多く、出社形態別では重視率に差がみられた。

全体ランキングをみると、給与・待遇への不満が53.2%で最も高く、次いで人間関係の問題42.6%、仕事内容への不満32.9%、会社の将来性への不安27.1%と続く。

ワークライフバランスが取れない22.7%、キャリアアップの機会がない20.0%も2割以上で、「退職・転職を考えることはない」を選んだ回答者は14.0%であった。

退職や転職を考える理由

主要項目を出社形態別にみると、給与・待遇への不満はフルリモート勤務者45.2%、ハイブリッド勤務者49.7%、フル出社者60.3%となった。フルリモート勤務者とフル出社者の差は15.1ポイントである。

人間関係の問題も同様の分布を示し、フルリモート勤務者35.5%、ハイブリッド勤務者39.7%、フル出社者48.5%で、差は13.0ポイント。仕事内容への不満は、フルリモート勤務者31.3%、ハイブリッド勤務者31.4%、フル出社者35.2%で、3区分の差は4ポイント以内に収まった。

リモートワーク関連では、「リモートワークできない/しにくい環境だから」が全体15.0%であった。「出社できない/しにくい環境だから」は4.9%、「出社回帰の方針に納得できない」は7.5%となっている。

退職や転職を考える理由×出社形態グループ

<参考>
株式会社LASSIC(テレリモ総研)『仕事選びで重視する条件と退職・転職を考える理由に関する調査

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