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管理職、63.3%が「なりたくない」と回答 半数以上が「管理職=罰ゲーム」の印象あり

エフアンドエムネットは、管理部門向けのビジネスメディア「労務SEARCH(労務サーチ)」にて、企業で働く男女300名を対象に「中間管理職に関するアンケート調査」を実施し、結果を公表した。

■「はい」は約4割、実質的なマネジメント層を含めると半数以上に

今回の調査回答者の現在の役職について、「はい(管理職である)」と答えたのは39.7%となった。

「いいえ(一般職・非管理職)」は48.0%と半数弱を占めているものの、「役職なしだが実質的にマネジメント業務あり」と回答したのは12.3%で、これらを合わせると全体の52.0%が何らかの形で管理・調整業務に従事していることになっている。

人事労務の視点で見れば、役職手当や正式な権限が十分に与えられないまま、実質的な責任だけを負わされている「名ばかりマネジメント層」が一定数存在している懸念があり、同社は、組織図上の役職定義と実務の実態が乖離しているサインであり、現場の疲弊を招く大きな要因の一つと考察している。

現在、管理職か

■63.3%が「管理職になりたくない」と回答する衝撃

将来的に管理職になりたいかどうかを尋ねたところ、「あまりなりたくない」との回答が63.3%に達し、「なりたい」の36.7%を大きく上回る結果に。

労働価値観が多様化する中で、組織への貢献よりも個人の生活やメンタルヘルスを優先する傾向が強まっており、管理職というポジションが持つ「魅力」よりも「負担」が勝ってしまっている現状が浮き彫りとなった。

将来的に管理職になりたいか

■理由のトップは「責任・プレッシャーの増大」、次いで労働時間への懸念

管理職になりたい(またはなりたくない)理由(複数回答)では、「責任・プレッシャーが増えるから」が52.3%で最多に。次いで「長時間労働になりそうだから」が33.3%、「部下育成や人間関係が面倒だから」が32.0%と続く。

一方で、ポジティブな理由である「報酬・給与が上がるから」は31.3%に留まり、責任感による精神的負担や時間的拘束を相殺できるほどの経済的インセンティブを感じられていないことが判明。

管理職になりたい(またはなりたくない)理由(複数回答)

■半数以上が実感する管理職の“罰ゲーム化”

会社の管理職が「罰ゲーム化」していると感じるかどうかについては、「ある程度感じる」45.7%と「非常に感じる」11.0%を合わせ、56.7%が肯定的な反応を示した。一方で「全く感じない」は8.7%に留まっている。

会社の管理職が「罰ゲーム化」していると感じるか

■ストレスの主因は「上司・経営陣からのプレッシャー」

管理職の仕事で最もストレスを感じる要素は、「上司・経営陣からのプレッシャー」が30.7%でトップとなった。次いで「業績・数字責任」16.3%、「部下育成・評価」11.7%と続く。

興味深いのは、部下との関係性(育成・評価)よりも、上層部との関係性に強いストレスを感じている点で、組織の結節点である中間管理職が、上からの要求を咀嚼しきれずに現場へ下ろさざるを得ない「防波堤」としての限界を迎えている様子が伺える結果に。

管理職の仕事で最もストレスを感じる要素

■「静かなる退職」認知度は約7割、しかし「よく知っている」層は限定的

「静かなる退職」についての認知度は、「名前は聞いたことがある」35.3%が最多。「よく知っている」は11.0%、「正直よくわからない」は29.7%、「全く知らない」は24.0%という結果となった。

「静かなる退職」についての認知度

■5割以上が「最低限の範囲での働き方」を意識

自身が最低限の範囲での働き方を意識しているかという設問では、「状況に応じて最低限を意識している」45.0%と「いつも最低限で働いている」8.7%を合わせ、過半数が「やりすぎない働き方」を選択。

一方で「特に意識していない」は38.0%、「常に高い成果を出すことを重視している」は8.3%に留まった。

管理職の仕事の中で最低限の範囲での働き方を意識しているか

■理想の管理職像は「効率性」と「ワークライフバランス」が二大キーワード

理想の管理職像(複数回答)では、「効率的にチームを回して成果を上げる」53.7%と「ワークライフバランスを尊重する」51.3%が上位を占めた。次いで「評価・報酬を公平にする」38.3%、「部下の成長・キャリア支援を重視」37.0%と続く。

理想の管理職像(複数回答)

<参考>
出典:労務SEARCH『中間管理職に関するアンケート調査

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