サカイ引越センターとハート引越センター、T2の自動運転トラックで引越家財を輸送する実証を4月から開始
サカイ引越センター、ハート引越センター、T2は、自動運転トラックを用いて引越家財を輸送する実証を4月より開始すると発表した。関東―関西間の高速道路の一部区間で、サカイ引越センターおよびハート引越センターの拠点を結ぶ形で、各社が取り扱う家財を輸送するという。

サカイ引越センターはこれまで、長距離輸送力の確保に向けて、ドライバー養成プログラムの整備、福利厚生の充実、外国人材の活用、鉄道輸送へのモーダルシフトなどを進めてきた。ハート引越センターも、大型トラックの導入や、全国の直営営業所ネットワークを活用した中継輸送体制の構築により、ドライバーの労働時間短縮につなげるなど体制を強化してきた。
こうした中、両社は、T2が2027年度に実現を目指すレベル4自動運転トラックによる幹線輸送サービスの利用を検討しているという。安定した輸送力の確保に加え、現場スタッフが担う家財の搬出入や接客などの「サービス」と、家財の「輸送」を分け、ドライバーの乗車が不要なレベル4自動運転トラックに輸送を置き換えることで、より高品質なサービス提供を目指す。

今回の実証では、T2が商用運行で使用しているレベル2自動運転トラックを用いるという。利用者のニーズが高い土日の運行にもT2として初めて取り組み、交通量や運行管理体制の構築など、土日特有の条件下でオペレーションが有効に機能するかを検証する。

またT2は、レベル4を見据えた取り組みとして、2026年1月に「関東―関西間の1日1往復」運行を国内で初めて実証するなど、オペレーション構築を進めてきたという。2026年春には、無人運転の高速道路区間と有人運転の一般道区間を切り替えるための「切替拠点」を神奈川県綾瀬市と兵庫県神戸市に設置予定で、今回の実証では綾瀬市の拠点を活用するとのことだ。

さらに同社は、高速道路上の工事区間などで必要となる手動運転への切り替え場面に対応する自動運転技術を2026年春に新たに開発、実装し、綾瀬市と神戸市の切替拠点近くのインターチェンジ手前までの本線完走を目指すとしている。レベル4に向けた準備を本格化させる考え。