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ネガティブも素直にさらけ出すことが、ファンとの関係を築く|南聖羅のB面

新世代のA(Action)面とB面(Business)に密着するインタビュー企画。第16回に登場するのは、南聖羅さん。B面では、モデルやタレント、YouTuberなどマルチに活躍し、フリーランスとして自らのキャリアを紡いでいる南さんのクリエイターとしての価値観に迫ります。

【南聖羅】
モデル・タレント・SNSクリエイターとして活動し、幅広いコンテンツを発信する美容クリエイター。コーデや美容情報を共有し、トレンドメイクやVLOGなど多彩な動画を更新中。自身の感性を生かした発信を通じて、同世代をはじめ多くのファンから支持を集めている。

YouTube: https://www.youtube.com/@seira432
Instagram: https://www.instagram.com/seira_sw/
TikTok: https://www.tiktok.com/@seira_sw

南聖羅のA面はこちら
いいものを、長く大切に使い続けたい|南聖羅のA面

インフルエンサーとして、需要がある情報を届けたい

SNSアカウントのユーザー層を教えてください(年齢層、男女比など)。

年齢層は、私と同世代の20代半ばから30代前半が一番多いです。その次に多いのがひとつ下とひとつ上の世代で、割合はほぼ同じくらいですね。男女比は9割が女性ですが、Instagramだけは男女半々くらいです。

ーアカウントを運営する上で最も重要だと考えていることは何ですか?

需要がある、有益な情報を発信することです。「フォロワーを増やすため」というのもありますが、それ以上に、見てくれている人たちが知りたい情報を届けたいと思っています。そのために、コメントやいいね数、視聴回数など、見られるデータは全て参考にしています。

また、どんな需要があるかわからない時は、Instagramのストーリーズで「どういう動画を見たいですか?」と直接フォロワーさんにアンケートをしたり、過去に反応が良かった投稿を、少し角度を変えて紹介したりしています。

「ネガティブな部分」がつながりを深める

ー視聴者との繋がりを強化するために行っていることは何ですか?

フォロワーの中でも特にコアなファンの方々は、私自身のことをもっと知りたいと思ってくれている人が多いと感じていて。だから、そういう方々に向けて、自分のことを話す動画をYouTubeで定期的に投稿するようにしています。

その中で意識しているのが、悩みなどのネガティブな部分も素直に出すことです。自分の弱い部分を見せることで、より深いコミュニケーションが取れる気がするんですよね。同じ気持ちの人がいたら、「私と同じだ」と思えるだけで、前よりも少しつながりを深められることもあると思っています。

ーエンゲージメントを高めるために行っている具体的な取り組みにはどのようなものがありますか?

普段からいろいろなSNSを見て、「このSNSはこういう傾向があるから、こうしたらもっとエンゲージメントを高められそう」ということを自分なりに考えて試してみるようにしています。

例えば、同じ動画でもそれぞれのSNSの特性に合わせて、キャプションの書き方を変えています。TikTokでは、視聴者に「どう思う?」のように問いかけることで、コメント欄で会話が広がっている人を見かけたので、それをやってみたり。それぞれのSNSに合わせて、効果的な見せ方を試しています。

探しに行かない。自然と目に入るものこそトレンド

ーどのようにして、投稿するコンテンツのネタを決めていますか?

流行りに疎いタイプなので、私と似た系統やファン層が被っていそうなインフルエンサーさんの投稿を参考にしています。例えば、今どんなメイクが流行っているのかをチェックして、自分も取り入れられそうなものを実際にやってみています。

ー視聴者の関心やトレンドをどのように把握していますか?

普段SNSを見ていて、自然と目に入るものや覚えているものこそがトレンドだと思っています。意識して探しに行くというよりも、よく流れてくるもの、何回も聞いて覚えている音楽などがあれば、それがトレンドなんだと捉えています。

ーコンテンツ制作のアイデアを得るためにどのような活動をしていますか?

日本だけでなく、海外のリールや動画もよくチェックしています。韓国の方のメイクや、中国の方の動画の撮り方など、参考になるものはどんどん取り入れています。

より買いたくなる紹介をすることが、コラボの秘訣

ーコラボしたい、タイアップしたいブランドや企業はありますか?

カラコンや香水のプロデュースをしてみたいので、それができる企業とコラボしてみたいです。

ーその理由を教えてください。

カラコンも香水も、これまでたくさん試してきましたが、気に入るものはあっても、「これが100点」と思える商品になかなか出会えませんでした。どの商品にも「もし自分が作るならこうしたい」「もう少しこうだったらいいのに」と思う部分があります。

特にカラコンは、似合う・似合わないがはっきり分かれるものなので、普段つけている子にとってはとても大事にしているものだと思うんですよね。だからこそ、自分が本当にいいと思えて、みんなにもいいと思ってもらえるような、100点のものを作ってみたいです。

ーコラボ先の企業、サービスを選ぶ際の基準は何ですか?

コスメを中心にコラボさせていただくことが多いですが、「このコスメを紹介します」で終わりではなく、「このコスメを使うと、こんなメイクができます」と伝えられるものを選んでいます。

画像で見て色味がかわいいと思って買っても、「どういうメイクにするか」「どうやって使おうか」と悩んだ経験がある人ってたくさんいると思うんです。だから、例えばアイシャドウなら、「色味がツヤツヤで綺麗なんです」とただ見せるよりは、「こう使うと可愛くなります」と提案した方が、より欲しくなるんじゃないかと思っています。

ー過去のコラボレーションで特に成功したと感じるプロジェクトはありますか?

メイベリンのマスカラのタイアップです。「PR」というハッシュタグがついていると、見る気がなくなってしまう人も少なくないと思いますし、実際に再生数も伸びにくいことも多いのですが、このタイアップは多くの人に見ていただくことができました。

ーその成功の秘訣は何だと思いますか?

視聴者に有益な情報が伝えられたことと、流行とうまく重なったことだと思っています。当時流行っていた「モカムースメイク」を、そのマスカラを使って実際にやってみたんです。

普段ブラックのマスカラを使う方が多いと思いますし、私もそうで。だからこそ、あえて普段使わないブラウンを使うことで、トレンドも押さえつつ、自分でも納得のいく可愛い仕上がりにできて、可愛く見せる方法や使い方までしっかり伝えられたのが良かったのかなと思います。

私を知って、もっと好きになってもらいたい

ー今後取り組みたいと考えている新しいジャンルやテーマにはどのようなものがありますか?

これからは、自分の中身まで好きになってもらえるようなアカウントにしていきたいと考えています。これまでは、伸びやすいメイクやファッションの投稿が多くなりがちだったのですが、これからはもっと自分の内面について話して、共感して、好きになってもらいたいです。

ーそれに挑戦したいと考えている理由は何ですか?

私はどちらかというと内向的で落ち着いているタイプなのですが、太陽みたいに明るい、真逆の友達が多いんです。その中で、「この考えって私だけなのかな」「私の考えって変わってるのかな」と思う場面が意外とあって。冷静に考えれば、そんなことないって分かるんですけど。

YouTubeなどでそうした気持ちを話すと、「めっちゃわかる」というコメントをもらったり、「それはこうだから、聖羅ちゃんにもこんな魅力があるんだよ」と言ってもらったりして、勇気づけられるんですよ。

「聖羅ちゃんもそう思うんだ!」と共感してくれる人もいて。「自分だけじゃないんだ」と一歩引いて冷静になれたんです。そうやってお互いに勇気づけ合えると気づいてから、もっと自分の内面を出してみようと考えるようになりました。そうしてファンの方々との関係性をより深めていきたいです。

自分のキャリアのために「伸ばす」ことだけでなく、「役に立ちたい」という思いも軸に持っている南さん。その思いがあるからこそ、SNSも着実に成長し、キャリアの幅も広がってきているのだろう。さらにそこへ「共感」も積み重ね、さらに一歩キャリアを進めようとしている。そうして「役に立つ」と「共感」が合わさった時、さらに多くの人から信頼され、応援されるようになり、「南聖羅」という彼女だけのブランドが強固になるのではないだろうか。

文:安藤 ショウカ
写真:小笠原 大介

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