三井不動産、埼玉県入間市にマルチテナント物流施設「MFLP入間I」竣工 最大10テナント対応
三井不動産は、埼玉県入間市で開発を進めていた「三井不動産ロジスティクスパーク入間I(MFLP入間I)」が竣工し、2月5日に竣工式を実施したと発表した。

MFLP入間Iは圏央道「入間IC」に隣接し、首都圏からの広域配送拠点として利用できる立地。国道16号線を利用した市内配送にも優れるという。施設はランプウェイ型で、地上4階建て、延床面積約8.7万平方メートルのマルチテナント型物流施設。各階へ直接45ftセミトレーラーが接車可能な片面バースを採用し、最大10テナント分割に対応する。防災面では72時間対応の非常用発電を備え、災害時のBCP対応に寄与するとしている。
地域防災では、入間市と「災害時における地域防災力向上のための協定」を締結した。食料・物資などの備蓄品を保管可能な場所として、ランプウェイ下に備えた防災備蓄倉庫を入間市に提供するという。敷地西側に隣接する「三井アウトレットパーク 入間」の従業員駐車場(約7,000平方メートル)を、災害時の臨時避難所・物資受け入れスペースとして活用するとのことだ。加えて、敷地内に設置した「防災パーク」に非常時対応型自販機、かまどベンチ、ソーラーライト・蓄電池を配置し、地域防災機能の強化に貢献する。

環境配慮の取り組みとしては、屋上に約1.7MWの太陽光パネルを全面設置し、余剰電力を「三井アウトレットパーク 入間」で活用する。あわせて、LED照明やLow-Eガラスなどの採用による省エネ、EV充電器の設置などを行うという。認証面では、CASBEE Aランク、ZEB、DBJ Green Building認証などを取得予定だとしている。
自然との共生では、敷地の約2割を森林として保全したという。既存樹木の一部を保全して敷地外構部に移植し、地元の植生を考慮した樹木を植栽することで、総数約1,700本(高木のみで約400本)の樹木による景観形成を図る。また、同社は同施設を「BIOPHILIC LOGISTICS CENTER」と位置づけ、外構部の緑地と施設内共用部を一体化させる設計により、ワーカーが自然を感じられることを目指す。
施設内の取り組みとしては、入間市の主産地である狭山茶と左官の伝統技術を融合させたアートを導入した。茶葉の端材や枝などの未利用部分を左官材として活用し、エントランスの館銘板や4階ラウンジに設置するという。

さらに、入間市の魅力発信として、建物南側壁面に入間市マスコットキャラクター「いるティー」のPRサイン、北側ランプウェイに「ようこそ入間市へ」のPRサインを掲示した。周辺環境整備では、西側道路を9mに拡幅し、夜間の安全性に配慮した照明配置などを行ったとのことだ。
