江崎グリコ、岐阜県にて燃料電池トラック(FCEV)を導入 年間約29.9トンのCO2排出量削減見込み
江崎グリコは、鴻池運輸と共同で、冷蔵機能を備えた燃料電池トラック(FCEV)を導入し、運用を開始したと発表した。

岐阜工場で製造した学校給食用牛乳を地元小学校に配送するという。
同車両は、水素と酸素の化学反応により電力を生み出して走行するFCEVで、走行時にCO2を排出しない。ディーゼルトラックとの比較で、年間約29.9トンのCO2排出量削減効果を見込んでいるという。
今回の導入は、静音性や低振動性により学校周辺でも環境負荷を抑えた運行が可能であることを踏まえたもので、両社は食品物流のゼロエミッション化を目指す取り組みの一環としている。
同社は、岐阜工場内に水素ステーションや燃料電池フォークリフトを導入しており、今後も水素エネルギーの活用を拡大する方針だという。あわせて、小学校での出前授業を通じて、FCEVや水素エネルギーに関する環境教育も実施するとしている。
将来的には、温度帯別の輸送への対応検証や、大型車両・長距離輸送への展開なども視野に入れ、さらなる実用化と普及を図るとのことだ。
■導入車両の概要
積載量:2,750kg
車両サイズ:全長6.84m、全幅2.23m、全高3.00m
航続距離:約260km
水素充填時間:約10~15分
最大出力:109kW
台数:1台

■配送概要
配送拠点:グリコマニュファクチャリングジャパン岐阜工場(岐阜県安八町)
配送対象:岐阜工場で製造した冷蔵品(主に小学校向けの牛乳)を配送