受験期の親のプレッシャー、子どもの成績より体調管理・金銭面の不安が上回る 最大の負担は「干渉し過ぎないこと」32.1%
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明光義塾を全国展開する明光ネットワークジャパンは、受験を控える中学3年生の子どもを持つ保護者1,000名を対象に、「受験生を支える保護者のサポート実態調査」を実施し、結果を公表した。

■受験期に親が抱えるプレッシャー、成績より体調管理と金銭面の不安が上回る
受験期に感じる「親としてのプレッシャー」について調査したところ、最も多かったのは「体調管理や健康面に関する不安」で29.1%であった。次いで「金銭面の負担」が29.0%、「子どものモチベーション維持に関する不安」が27.6%と続いた。
成績や合否への不安よりも、日々の体調管理や家計への影響といった現実的な問題が上位を占めており、受験期における保護者の関心が、学習結果だけに留まらないことが示されたとしている。

■受験生のサポート方法は多様化、自主学習・集団塾・個別指導が中心
子どもの受験対策として利用している主なサービスや手段について尋ねたところ、「自宅での自主学習」が36.5%で最も多く、「学習塾/集団塾」が30.5%、「個別指導塾」が28.3%と続いた。
家庭での学習を軸としつつ、集団塾や個別指導を組み合わせるなど、子どもの状況に応じて柔軟にサポート手段を選択している保護者が多い実態がうかがえるという。

■最大の負担は「干渉し過ぎないよう気をつけること」
受験をサポートする中で特に負担に感じていることについては、「干渉し過ぎないよう気をつけること」が32.1%で最多となった。次いで「モチベーション管理」が24.9%、「体調管理」が23.1%であった。
学習そのものよりも、どこまで関与すべきかという距離感や声掛けへの配慮が、保護者にとって大きな心理的負担になっている様子が明らかになった。

■メンタルケアは「話を聞く・相談に乗る」が最多
受験勉強中の子どもに対して実践しているメンタルケアについては、「話を聞く・相談に乗る」が39.6%で最も多かった。続いて「好きな食事やおやつで気分をサポート」が33.1%、「休憩や息抜きの時間を作る」が32.3%となった。
特別な取り組みよりも、日常生活の中での声掛けや環境づくりを重視する傾向が見られた。

■公立高校の単願制、志望校難易度への影響は限定的
公立高校の単願制が志望校選びに与える影響について調査した結果、「難易度を下げている」と回答した家庭は18.4%にとどまった。その内訳は「下げている」が6.6%、「どちらかといえば下げている」が11.8%であった。
一方、「下げていない」と回答した家庭は54.8%で、「全く下げていない」が25.5%、「あまり下げていない」が29.3%となった。単願制がある中でも、多くの家庭が志望校の方針を大きく変更していない実態が示されたという。

■デジタル併願制、56.7%が導入を希望
公立高校を志望する中学3年生の保護者732名を対象に、デジタル併願制の導入について調査したところ、「希望する」が20.1%、「どちらかといえば希望する」が36.6%となり、合計56.7%が導入を希望していることが分かった。
出願手続きの負担軽減や利便性向上を背景に、デジタル化への期待が高まっていると同社は分析している。

■応援の言葉は「がんばれ」、避ける言葉は「勉強しなさい」
受験生の子どもによくかける応援の言葉については、「子どもを励ます・応援する言葉」が53.6%で最多となり、「子どもを安心させる言葉」が12.1%、「子どもの体調を気遣う言葉」が10.3%と続いた。

一方、言わないように心がけている言葉については、「勉強を強いる言葉」が31.6%で最も多く、「子どもを励ます・応援する言葉」が27.3%、「合否を脅かす言葉」が10.1%であった。

励ましの言葉が「よく言う言葉」と「避ける言葉」の双方に挙がっており、声掛け一つにも慎重になる受験期ならではの葛藤が浮き彫りになったとしている。
【調査概要】
調査対象:高校進学を希望している中学3年生の子どもを持つ全国の保護者1,000名
調査期間:2025年11月28日~2025年12月2日
調査方法:インターネットリサーチ
※回答率(%)は小数点第2位を四捨五入し、小数点第1位までを表示しているため、合計が100%にならない場合がある。
<参考>
明光義塾『受験生を支える保護者のサポート実態調査』