JR東日本、2026年3月14日にダイヤ改正 新幹線・在来線の増発や所要時間短縮などを実施
JR東日本は、2026年3月14日に実施するダイヤ改正の概要を発表した。
今回の改正では、新幹線・在来線の増発や所要時間短縮、終電繰り上げを通じて、利便性の向上を図るとしている。
■ 新幹線の主な改正内容
●東北新幹線「はやぶさ」増発
下り東京11時台発の列車を増発し、午前7時~11時台の「はやぶさ」を毎時2本以上運転するという。上りでは、東京駅18時台着の「はやぶさ」の盛岡始発列車を新青森始発に変更。

●山形新幹線「つばさ」短縮
E8系への統一により、宇都宮〜福島間で最高速度を275km/hから300km/hへ引き上げ、一部列車で所要時間を短縮。

●北陸新幹線「かがやき」短縮
所要時間を東京~福井間が最速2時間49分、東京〜敦賀間で最速3時間6分に短縮。さらに、敦賀行き最終列車の東京発時刻を20時台に繰り下げ。

●東北新幹線「やまびこ」運転区間見直し
利用状況に応じ、「やまびこ215号」は仙台行きから郡山行きに変更され、仙台方面へは「やまびこ・つばさ153号」への接続を確保。なお、「やまびこ215号」は、運転区間変更のため、「なすの265号」に変更し、「やまびこ153号」は、東京~福島間「やまびこ・つばさ153号」として運転するとしている。

●東北・上越新幹線で最終列車の時刻を繰り上げ
設備更新や地震対策工事のため、東北新幹線東京~盛岡間、上越新幹線高崎~越後湯沢間の下り最終列車を繰り上げ。また、夜時間帯のご利用状況から一部列車の運転取りやめや停車駅の見直しを行うという。

■ 在来線の主な改正内容
●東海道線特急「湘南」増発
平日夜間帯に東京〜平塚間で増発し、17:30〜22:00の時間帯に約30分間隔で運行。

●中央線特急「あずさ」増結
土休日の「あずさ8号」「あずさ17号」の編成を9両から12両へ増強。

●埼京線通勤快速増発
平日朝通勤時間帯に川越〜新宿間で増発。

●横浜線・根岸線直通列車増発
早朝時間帯の東神奈川駅発着の横浜線を桜木町駅まで延長。また、横浜・根岸線(八王子~大船間)の8両編成によるワンマン運転も導入。

●仙石線増発
日中時間帯(10時~14時台)あおば通~多賀城間は、現行1時間あたり概ね3~5本のところ、4~6本に増発。加えて全列車をE131系に置き換え、ワンマン運転を実施。
●南武線ダイヤ見直し
遅延対策の効果や利用状況を踏まえ、一部列車の停車・折返し時間など、ダイヤの見直しを実施。
●その他
・寝台特急「サンライズ」時刻変更
下り「サンライズ瀬戸・出雲」の運転時刻を変更
・利用状況にあわせた運転本数の見直し
・ダイヤ改正日と同日に運賃改定を実施