スーパーマーケット「ベルク」、障がい者就労支援のコーヒー焙煎室を本社内に開設 新たな働き方を創出
ベルクは、スタートラインが運営する障がい者就労によるコーヒー製造事業「TASKI COFFEE(タスキコーヒー)」を導入したと発表した。

同事業では、ベルク本社の一角に専用のコーヒー焙煎室を新設し、厳選された豆の選別、焙煎、ミル(粉砕)、ドリップバッグの包装作業などを実施するという。
収穫後のコーヒー豆に混在し、味を損ねる「欠点豆」を取り除くため、障がい者メンバーの目と手で一粒ずつ選別する「ハンドピッキング」を実施。さらに、豆の種類や状態に合わせた焙煎により、豆本来の個性と風味を引き出すという。

雇用面では、3名の障がい者を新たに雇用し、管理経験を持つ社員1名を専任配置してサポート体制を整備。安心して働ける環境づくりを進めているとのことだ。
製造されたコーヒーは、ベルクの従業員や関係者向けに、専用のコーヒーマシンやドリップバッグでの販売、手土産ギフトとして提供される予定。今後は、一部店舗での販売も計画しているという。
同事業は、地域の雇用創出に加え、食を通じた地域社会への貢献、SDGsや多様な人材の活躍推進の一環として位置づけられている。また、管理者向けにコーヒー焙煎研修の実施も計画しており、全社的な障がい者雇用に対する意識を高めていくとしている。