ポンデテック・新明和工業・新明和ハートフルが協業し使用済みPCの再生を開始 障がい者雇用創出と再資源化を両立
関西電力グループのポンデテック、新明和工業および新明和ハートフルの3社は、使用済みパソコン(PC)の再生事業を開始した。再生工程の一部を特例子会社が担うことで、資源循環と障がい者雇用を同時に推進する取り組みであるとしている。

同事業では、新明和工業で使用を終えたPCを対象に、新明和ハートフルがデータ消去、清掃、点検、部品交換などの再生工程を担当する。ポンデテックは工程設計、品質基準の策定、技術支援、全体統括を担い、再生したPCを適切なチャネルで再流通させるとのことだ。
新明和グループではサステナビリティ経営方針に基づき、廃棄物削減や再資源化、人材活躍支援を進めてきたという。今回の協業は、その取り組みを具体化する施策として位置づけられており、障がいのある従業員による再生工程が雇用機会の拡大と経営基盤強化につながるとしている。
事業のプロセスは、新明和ハートフルがデータ消去や標準化したリファービッシュ工程を実施し、ポンデテックが作業手順の標準化や現場支援を行う仕組み。再生後のPCは、ポンデテックが運営するECサイト「PC next」などの販売チャネルで再流通させ、機器の有効活用を推進する。