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大阪府内初の「貯水機能付給水管」を高槻市が導入 災害時の断水対策強化へ小中学校10校に順次設置

大阪府高槻市は、大阪府内で初めて災害時の給水機能を強化する「貯水機能付給水管」を導入した。同給水管は水道部敷地内に設置され、今後は令和8年度から12年度までの5年間で、市内小中学校10校へ順次導入を進めるとしている。

大阪府内初の「貯水機能付給水管」を高槻市が導入

同市では、平成30年の大阪府北部地震で発生した断水・濁水により、避難所で長蛇の列が生じた経験があり、近い将来とされる南海トラフ巨大地震も見据え、水道施設の耐震化を進めている。市立小中学校59校のうち、災害時の避難所となる学校に接続する管路は、令和12年度までに49校で耐震化が完了する予定だという。

今回導入した貯水機能付給水管は、地上設置型で球状タンクが一体化した構造となっている。平常時はタンク内の水が滞留せず循環しているが、大規模地震などによる断水発生時には、タンクに備え付けた蛇口から給水が可能となる仕組み。水道部庁舎南側に設置したタンクは2立方メートルを貯水でき、これは住民222人の3日分の飲用水に相当するとのことだ。

平常時は応急給水訓練などに活用し、災害時には住民向けの水配布にも利用できる。また、今後設置予定の10校は、接続管路の耐震化が令和13年度以降となるため、耐震化に先行して給水管を整備することで、断水が発生した場合でも迅速な給水体制を確保できるという。

水道部総務企画課は、「地域住民と協力しながら、応急給水体制や手法の向上に取り組み、貯水機能付給水管を効率的・効果的に運用したい」としている。

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