AMP

AMP CLOSE×

従業員の生成AI活用スキル、経営者の65%以上が「普通以下」と評価 理想と実際のスキルの間にギャップあり

devは、業務に生成AIを導入している企業の経営者(20代~60代の男女)を対象に「生成AI導入企業における従業員のスキルギャップに関する調査」を実施し、結果を公表した。

■「定型業務に活用できるレベル」の生成AI活用スキルを従業員に求める経営者が最も多い

まず、「従業員に対して、どの程度の生成AI活用スキルを求めているか」という質問では、1位が「定型業務に活用できるレベル」で28.6%、2位が同率で「基本的な操作ができるレベル」と「新たな価値創出に貢献できるレベル」で25.4%、4位が「非定型業務に応用できるレベル」で13.1%という結果に。

この結果から、「定型業務に活用できるレベル」の生成AI活用スキルを従業員に求める経営者が最も多いことが明らかになった。

従業員に対して、どの程度の生成AI活用スキルを求めているか

■従業員に生成AI活用スキルを求める生成AI導入企業の経営者が、従業員に対して特に求める生成AI活用スキルは主に、「生成AIを業務に適用・統合する能力」や「データ活用・分析能力」

次に、程度の差こそあれ、従業員に生成AI活用スキルを求めていると回答した生成AI導入企業の経営者を対象に、「従業員に対して、特にどのような生成AI活用スキルを求めているか」を尋ねる設問への回答では、1位は「生成AIを業務に適用・統合する能力」で55.8%となった。

次いで2位が「データ活用・分析能力」で50.6%、3位が「生成AI関連の倫理・セキュリティ・リスク管理能力」で36.5%と続く。

この結果から同社は、従業員に生成AI活用スキルを求める生成AI導入企業の経営者が、従業員に対して特に求めている生成AI活用スキルは主に、「生成AIを業務に適用・統合する能力」や「データ活用・分析能力」であることがわかったとしている。

従業員に対して、特にどのような生成AI活用スキルを求めているか

■生成AI導入企業の経営者の65%以上が、現在の従業員の生成AI活用スキルレベルを普通以下と評価している

続いて、生成AI導入企業の経営者に「現在の従業員の生成AI活用スキルレベルを、どのように評価しているか」を尋ねる設問への回答では、1位が「普通」で43.7%、2位が「高い」で20.2%、3位が「低い」で15.5%という結果に。

1位と3位の回答と「非常に低い(7.5%)」という回答を合計すると回答率66.7%となり、この結果から生成AI導入企業の経営者の65%以上が、現在の従業員の生成AI活用スキルレベルを普通以下と評価していることが判明。

現在の従業員の生成AI活用スキルレベルを、どのように評価しているか

■生成AI導入企業の経営者の約6割が、従業員に求める生成AI活用スキルと実際のスキルとの間にギャップを感じている

また、生成AI導入企業の経営者に「従業員に求める生成AI活用スキルと、実際のスキルとの間にギャップを感じるか」を尋ねる設問への回答では、1位が「やや感じる」で40.9%、2位が「あまり感じない」で34.1%、3位が「非常に感じる」で16.3%という結果になった。

1位と3位の回答を合計すると回答率57.2%となり、この結果から、生成AI導入企業の経営者の約6割が、程度の差こそあれ従業員に求める生成AI活用スキルと実際のスキルとの間にギャップを感じていることが明らかに。

従業員に求める生成AI活用スキルと、実際のスキルとの間にギャップを感じるか

■生成AI導入企業の経営者が、特に従業員に不足していると感じる生成AI活用スキルのトップ3は、1位「データ分析能力」、2位「AIを活用した業務プロセス改善能力」、3位「生成AIの仕組みの理解」

次に、生成AI導入企業の経営者に「従業員の生成AI活用スキルについて、特にどのような点が不足していると感じるか」を尋ねる設問への回答では、1位が「データ分析能力」で36.9%、2位が「AIを活用した業務プロセス改善能力」で36.5%、3位が「生成AIの仕組みの理解」で31.4%という結果に。

この結果から同社は、生成AI導入企業の経営者が、特に従業員に不足していると感じる生成AI活用スキルのトップは「データ分析能力」であることがわかったとしている。

従業員の生成AI活用スキルについて、特にどのような点が不足していると感じるか

■生成AI導入企業の経営者が、従業員の生成AI活用スキル向上のために実施している主な取り組みは「社内研修の実施」や「外部セミナー・ワークショップへの参加支援」

調査の最後に、生成AI導入企業の経営者に「従業員の生成AI活用スキル向上のために、どのような取り組みを実施しているか」を尋ねたところ、1位が「社内研修の実施」で32.9%、2位が「外部セミナー・ワークショップへの参加支援」で29.0%、3位が「生成AI活用による成果の評価」で28.2%という結果に。

また、4位以降も回答率20%を超える回答が複数並ぶ形となり、この結果から同社は、生成AI導入企業の経営者が、従業員の生成AI活用スキル向上のために実施している取り組みは多岐に渡ることが判明したとしている。

従業員の生成AI活用スキル向上のために、どのような取り組みを実施しているか

<参考>
dev『生成AI導入企業における従業員のスキルギャップに関する調査

Vote

  • SDGsへの興味・関心はありますか?
  • SDGsの17の項目のうち、企業に特に取り組んでもらいたいのはどの項目ですか?(複数回答可)
  • SDGsに寄与している企業を評価しますか?
  • SDGsに寄与している企業の製品・サービスの利用について教えてください
  • 製品そのものがサステナブルなのかどうかは購買意思決定の基準になりますか?
  • ESG(環境・社会・ガバナンス)を意識した経営・取り組みを行っている企業に関心はありますか?
  • SDGs6「安全な水とトイレを世界中に」において、日本が抱える1番の問題はなん だと思いますか?
  • SDGs6「安全な水とトイレを世界中に」において、ご自身が取り組んでいることは以下のうちどれですか?(複数回答可)
  • SDGs6の達成のために、これからも意識して行動しようと考えていますか?