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27卒大学生、約4割がAI非活用の企業に「減点イメージ」あり 上位校学生ほどシビアに評価

RECCOOは、2027年卒業予定の大学生827名を対象に、企業のAI活用が学生の企業印象や志望度にどのような影響を与えているのかを調べる調査を実施し、結果を公表した。

■調査結果

同調査では、「企業のAI関連事業・サービス展開に対する印象」として、「いい印象」「ややいい印象」と答えた学生が80.7%に達した。さらに、「日常業務におけるAI活用への印象」はそれを上回り、85.2%と非常に高い評価を得る結果に。

この結果から同社は、事業領域としてのAI展開以上に、社員が日々の業務でAIを活用しているかどうかが、学生からの評価に直結する傾向が明らかになったとしている。

【左】自社の事業やサービスそのものにAIを取り入れている企業に対して、どのような印象があるか
【右】日々の仕事にAIを活用している企業に対して、どのような印象がありますか

一方で、日常業務でAIを活用していない企業に対しては、「やや悪い印象」「悪い印象」を持つ学生が3人に1人(36%)存在し、AI非活用が企業イメージの「減点要素」となっていることが示唆された。

AI非活用が新卒採用における機会損失につながる可能性があり、企業は注意が必要だと同社は考察している。

日々の仕事にAIを活用していない企業に対して、どのような印象があるか

さらに、この傾向は学生層によって異なり、旧帝大・早慶上智クラスの学生では43%、有名国立・MARCHクラスの学生では36%、その他の学生では21%がAI非活用企業に対して良くない印象を持つと回答。

【学群別】日々の仕事にAIを活用していない企業に対して、悪い印象がある

なお、学生から寄せられたコメントからは、学生たちが企業のAI活用状況を企業の将来性や成長性、そして働きやすさといった観点から評価していることが伺えたという。

この結果を踏まえ同社は、特に上位校の学生ほど、企業のAI活用状況をシビアに見極めていると考察。優秀な人材の獲得競争においては、AI非活用がより大きなマイナス要因となる可能性があるため、企業は早急な対策を講じる必要があるとしている。

<参考>
RECCOO『27卒学生を対象「企業のAI活用」についての調査

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