パナソニック エナジーは、米国Amazon傘下で自動運転技術を活用した配車サービスを展開する「Zoox(以下、ズークス)」が米国で展開予定のロボタクシー車両向けに、円筒形リチウムイオン電池を供給する複数年契約を締結したと発表した。

同社は2026年初頭から、最新の円筒形リチウムイオン電池2170セルの供給を開始し、ズークスのロボタクシー事業の成長に貢献するという。
同社の2170セルは、高いエネルギー密度、安全性、信頼性を兼ね備えており、ズークスの高性能ロボタクシーにとって不可欠な電池となるとしている。
なお、今回供給するセルは、初期は日本で生産され、将来的には同社のカンザス工場でも生産される計画となっている。
今後、ロボタクシーは、世界市場で2030年までに400~500億米ドルを超えると見込まれており、北米およびアジア太平洋地域が主要市場として台頭すると予想されているという。
同社は、この成長市場における新たな機会を捉え、事業のさらなる拡大を目指すとのことだ。
