ヤマネックスは、iPhone17シリーズの発売1か月以内に購入した日本在住ユーザー183名を対象にアンケートを実施し、その結果を公表した。

■約6割が「標準モデル」を選択 Proよりも“バランス型”が人気

iPhone17シリーズのうち、標準モデル「iPhone17」を選んだユーザーが57.9%と過半数を占め、Proシリーズ(17Pro/Pro Max)の合計35%を大きく上回った。

性能と価格のバランスを重視するユーザーが多く、「必要十分な性能で満足」「Proとの差が小さくなった」との声が目立った。

一方で、初登場となった薄型モデル「iPhone Air」は7.1%と少数派に。軽さを評価する声もあったが、耐久性への不安などから様子見の姿勢が見られた。

購入したiPhone17シリーズの割合(単一選択)

■購入理由トップは「バッテリー性能」 カメラ機能が続く二枚看板

iPhone17シリーズの購入理由として最も多かったのは「バッテリー持続時間の改善」(50人、27.3%)で、第2位は「カメラ性能の向上」(43人、23.5%)だった。

この2項目に回答が集中し、最新iPhoneに求められているのは派手な新機能よりも「日常の快適さ」である傾向が明確に。

「外出時でも1日余裕で持つようになった」「夜景撮影が格段にきれいになった」など、ユーザーの満足度を押し上げる要素として評価された。

iPhone17シリーズを購入した主な理由(複数選択可)

■満足度は約75% “価格以上の体験価値”を評価

iPhone17シリーズが「期待通り」または「期待を上回った」と回答したユーザーは全体の74.9%だった。デザイン面の満足度も83%に達し、初期段階としては高い評価を獲得した。

一方で、「価格が高すぎる」という声も依然として多く、約4人に1人は“価格との釣り合い”に課題を感じている実態も見られた。

iPhone17シリーズの満足度(単一選択)

■価格が1.5倍でもiPhoneユーザーは25%が「購入する」

発売から1カ月以内にiPhone17シリーズを購入したユーザーに対し、「今後iPhoneの価格が1.5倍になっても購入するか」を聞いたところ、「購入する」が24.6%、「分からない」が27.9%、「購入しない」が47.5%だった。

価格上昇に対する感応度は高い一方で、約4人に1人が強い購入意向を維持している。この結果からは、iPhoneユーザーによるブランド支持や製品価値への評価が依然として厚い実態がうかがえる。

価格が1.5倍になっても購入するiPhoneユーザーの割合(単一選択)

【調査概要】
調査期間:2025年10月18日〜10月25日
調査方法:インターネットアンケート
対象:発売1か月以内にiPhone17シリーズを購入した日本在住のユーザー
有効回答:183件
補足:同調査は無作為抽出ではないため、市場全体を代表するものではない

<参考>ヤマネックス『iPhone17購入者183名調査