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あと払い(BNPL)サービス「ペイディ」を提供するPaidyは、「いい推しの日」にあわせて、推し活をしている18〜39歳の全国の男女600人を対象に「みんなの推し活大調査2025」を実施し、結果を公表した。
(1)推し活人口が増加、各ジャンルにおいて拡大傾向に
18〜39歳の全国の男女を対象にした事前調査(n=4985)では43.6%が推し活を日常的に行っており、2023年の39.4%から4ポイント以上増加する結果になたっという。
以降は、推し活を実施していると回答した18〜39歳の男女600人に同調査を実施。
推し活のジャンルは、J-POPアイドル、アニメ、スポーツ選手・チームが主要で、特にJ-POP(9.3%増)とK-POP(7.5%増)のアイドル推しの割合が増加しており、全体的に拡大傾向にあることがわかった。

(2)推し活の”きっかけ”にSNSが急浮上
推し活を始めたきっかけは、どのジャンルも「テレビ」が最も多く回答される傾向にあり、次いで「WEBサイト・動画サイト」、「SNS」が続く傾向となった。
SNSは推し活を始めるきっかけとして2023年から拡大、特にマスコットキャラクターはSNSをきっかけに始める人が多い傾向に。

(3)約95%が推し活で得られたものがあると回答。特に”癒し”や”ストレス発散”の源に
推し活を通して得られたものがあると回答した人は94.7%と非常に高く、推し活が日々の生活を豊かにする活動になっていることがうかがえる結果に。
具体的には、「満足感」「ストレス発散」「癒し」が上位にランクイン。また、女性の52.0%が「癒し」を得られると回答する結果となった。
なお、具体的に推し活で得られたもののエピソードとして、「推し活をしていたお陰で、普段関われない年代の方とも仲良くなれた」「推し活を通して、普段旅先に挙がらない土地に行って観光をした」「普段味わえない感動を知れた」などがみられた。

(4)物価高でも推し活支出は増加。約9割は推し活を諦めた経験はない
2023年から全ジャンルで支出が拡大傾向になっており、10,000円以上の回答が10%程度から30%程度に拡大。

また物価高が進む中でも87.3%の人が推し活を諦めた経験(チケット高騰/遠征費用増大など)はないと回答した。

(5)推し活の悩みは「出費の波」と「継続への不安」
推し活にお金を使っていると回答した人(n=549)を対象に、推し活でお金を使うときの悩みを聞くと、1位「月によって出費が嵩むときがあること(30.6%)」、2位「つい使いすぎてしまうこと(30.1%)」、3位「使えるお金が少ないこと(28.6%)」が挙げられた。
「いきなりイベントなどの発表があり、すぐに使えるお金が少なく断念しなきゃいけないときがあること」「金銭面でこの先推し活を続けられるか不安なこと」が2023年と比較して増加傾向にあり、急な出費への対応や将来推し活を継続できるかの不安が高まっていることがうかがえる。

(6)お金の使い方の工夫が多様化・進化
推し活にお金を使っている人(n=549)を対象に、推し活のお金の使い方における工夫の有無を尋ねたところ、85.2%は工夫していると回答。こうしたマネーリテラシーは物価高の時代に推し活を楽しむ必須スキルとなっていることがわかった。

具体的な工夫内容について、上位の項目は2023年と比較しても変化はないものの、「手放すときのことを考えて、売りやすいものを選んで買うようにしている」は7.5%から14.4%に増加。
また、「なるべくフリマアプリなどで中古品を買うようにしている」が11.6%から16.4%に、「分割手数料無料の分割払いなどを活用し、支出の調整をおこなっている」が5.6%から14.6%に増加するなど、中古品やリセール、分割払いを活用する傾向が強まっている傾向に。

(7)分割手数料無料の分割払い・あと払いを積極的に活用してスマートに推し活を楽しむ傾向
推し活で利用する支払いサービスに求める要素としては、「使い方が簡単」「使った金額がすぐにアプリに反映されて管理しやすい」といった、利便性や支出管理のしやすさを重視する傾向が見られた。

さらに4割以上の人が推し活の買い物において分割手数料無料の「分割払い」や「あと払い」を利用した経験があることも判明。また、全体の6割以上が分割手数料が無料であれば推し活の買い物において分割払いを使いたいと回答していることもわかった。

【下】分割手数料が無料であれば、分割払いを使いたいと思うか
推し活の支払い手段において最も重要視するのは、1位「手数料の有無(20.0%)」、2位「自分のペースで支払えること(18.0%)」、3位「アプリで管理できる便利さ(15.3%)」となっており、推し活において、余計な手数料が不要で、自分らしく使える支払い方法が求められていることがわかった。

【調査概要】
調査地域:全国
対象者条件:推し活をしている男女18~39歳
調査手法:インターネット調査
実査期間:2025年9月22日~9月25日
サンプル数:事前調査 計4985人/本調査 計600人
<参考>
Paidy『みんなの推し活大調査2025』
