モニクルフィナンシャルは、同社が運営する、保険の比較・見積サービス「ほけんのコスパ」において、年末調整と生命保険料控除に関する意識調査を実施し、その結果を公表した。

■約8人に1人が控除を「活用漏れ」。もったいない節税機会

生命保険料控除制度の認知度を調査したところ、全体の9割以上が「知っている」と回答。一方、そのうち12.8%(約8人に1人)は「知っているが、控除を受けていない」「知らない」と回答し、本来受けられるはずの節税メリットを享受できていない実態が明らかになった。

生命保険料控除制度の認知度

■申請者も「なんとなく」。7割以上が書類記入に混乱

次に、実際に控除を申請している人に対し、申請書類を記入する際に迷った経験があるか聞いたところ、「よく迷う」または「たまに迷う」を合わせて74.3%にのぼることが分かった。

控除証明書に記載された複数の数値を前に、どれを転記すればよいか分からず、制度の内容を十分に理解しないまま申請している人が少なくないことがうかがえる。

申請書類を記入する際に迷った経験があるか

■年末調整は年に一度の「保険棚卸し」。約3人に1人が見直しのきっかけに

「年末調整がきっかけで保険を見直したことがある」、「見直しを検討したことがある」と回答した人は合計32.6%にのぼり、約3人に1人が自身の保険を意識する機会となっていることが分かった。

控除証明書を目にすることで、加入内容や保険料を再確認するきっかけになっていることがうかがえる。

年末調整がきっかけで保険を見直したことがあるか

【調査概要】
調査名:年末調整と生命保険料控除についての意識調査
調査主体:モニクルフィナンシャル
調査対象:昨年度年末調整を実施した、生命保険等に加入している500名
調査期間:2025年9月5日から2025年9月9日
調査方法:クロス・マーケティング QiQUMOを利用した調査

<参考>ほけんのコスパ調べ「年末調整と生命保険料控除に関する意識調査