TOUCH TO GOは、同社の無人決済システム「TTG-SENSE」が、住友不動産大崎ツインビル西館(東京都品川区)内の無人決済型のコンビニエンスストアに採用されたと発表した。

「無人決済コンビニ1号店」がオープン

同店は、ビル9階のテナント従業員専用ラウンジ内に開業したもので、泉レストランが展開する無人決済型コンビニとしては初の店舗となる。

同システムは、店内に設置したAIカメラと重量センサーが来店者と手に取った商品をリアルタイムに認識することで、レジでの商品スキャンを不要にする仕組み。これにより、従来の有人レジやセルフレジよりもスピーディーで快適な購買体験を実現するという。

利用イメージ

泉レストランでは、ホテルのようなケータリングサービスやオフィスワーカーのニーズを捉えたレストラン・カフェを展開するほか、住友不動産が運営するオフィスビルにおいて、コンビニエンスストア「リーベンハウス」を計22店舗運営している。

「リーベンハウス」は、オフィスビルの付帯施設としてビルの利便性向上を目的に運営されているが、有人レジ型店舗は人件費負担やスペースの制約により、大規模ビルへの出店に偏る傾向があったという。

今回、無人決済システムを導入することで、省人化・省スペース化を実現し、これまで出店が難しかったオフィスビルへの展開も可能になったとしている。

■TTG-SENSEの特徴

1.手に取った瞬間に商品を判別し、商品スキャンが不要なためクイックな購買体験を実現
2.遠隔監視と遠隔接客による後方支援で、売店担当者の負荷を軽減
3.電源と小さなスペースがあれば出店できるため、デッドスペースの有効活用が可能
4.多様な決済手段で支払い手段による機会損失を低減し、売上の最大化に貢献
5.AI分析基盤の活用により、商品を手に取った後、棚に戻した行動も解析可能

■店舗概要

住所:東京都品川区東五反田2丁目22番9号
住友不動産大崎ツインビル西館 9階
営業時間:7:00~21:00
休業日:土曜日、日曜日、祝日
支払方法:交通系電子マネー、バーコード決済、クレジットカード