東急は、Nextremer、渋谷区観光協会と共同で、渋谷を訪れる訪日外国人旅行者を対象に、生成AIを活用した観光案内サービスの検証を12月14日まで実施すると発表した。
同実証は、観光案内の効率化および案内スキルの平準化を目的に、Nextremerが提供する対話型AIサービス「AIミナライ」を活用した観光案内サービスを、「SHIBU HACHI BOX」「WANDER COMPASS SHIBUYA」の2カ所で提供するという。
「AIミナライ」は、音声・チャット・対面などあらゆる接点で顧客対応を自動化する対話型AIサービス。専門知識がなくても簡単に導入でき、企業独自のナレッジを活用して高品質な応答を実現。多言語対応や継続学習機能により、業務効率化と顧客満足度の両立を図るとのことだ。
利用者は、各観光案内所に掲出されるQRコードから自身の携帯端末でAIチャットボットへアクセスし、質問を入力すると、AIが質問に回答。質問内容に応じてマップなどの情報も提供されるという。
生成AIによる定型質問への回答の効率化と、接客データの蓄積・共有を通じて、渋谷エリアの観光案内所スタッフのノウハウを蓄積できるかを検証するとのことだ。

3者は、生成AIによる観光案内の可能性を検証していくことで、訪日外国人旅行者の多様なニーズに対応した新たな価値を提供するとともに、便利で革新的な渋谷の観光案内所の実現を目指すとしている。
■実証実験 概要
実施場所
・SHIBU HACHI BOX
・WANDER COMPASS SHIBUYA
検証期間
2025年10月27日~12月14日
対応言語
日本語・英語・簡体字・繁体字・韓国語
AIによる接客可能時間
毎日:8:00~24:00 ※左記時間外はシステム休止
