ブルー・オーシャン沖縄は、沖縄県の「令和7年度離島テレワーク拠点整備支援事業補助金」を活用し、石垣島および伊江島に新たなテレワークセンターを開設し運用を開始した。

同事業は、離島における地理的制約を克服し、県内外の高度な業務を離島で遂行できる環境を整備することを目的としているとのことだ。
同社は、在宅型に加えて強固なセキュリティ環境を備えた「拠点型テレワーク」を推進しており、離島における安定した雇用創出と受注業務の高付加価値化を目指す。取り組みの柱として、テレワーク拠点の整備、拠点テレワーカーの募集・育成、営業活動および業務の斡旋を進めるという。
石垣島拠点ではすでに10名以上を採用し、9月から順次実務を開始している。本土の大手企業を中心に、機密性の高いデータを扱う案件を受託しており、拠点型ならではの高いセキュリティ環境を活かした業務体制が構築されたとしている。
一方、伊江島拠点は10月より運用を開始し、説明会を経て10名以上の勤務希望者を確保。地域住民が参加する形で、保育園や幼稚園向け写真販売サービスのデータ検品など、正確さが求められる業務に従事するとのことだ。
ブルー・オーシャン沖縄は、10年前から沖縄離島の人材を活用した業務効率化支援を進めており、今回の「拠点型テレワーク」はその成果を踏まえた新たな取り組みであると説明している。高セキュリティ環境を備える各拠点を通じ、機密性の高い業務のアウトソース先としての信頼性を高め、企業の業務効率化とコスト削減を支援していく方針である。
