フージャースコーポレーション、エスコン、北海道旅客鉄道(JR北海道)の3社は、登寿ホールディングスが推進する「(仮称)帯広駅南口再開発プロジェクト」において、住宅街区の事業主に決定したと発表した。

「(仮称)帯広駅南口再開発プロジェクト」2028年春開業へ

同プロジェクトは、JR帯広駅南口に位置する旧長崎屋帯広店跡地を活用し、マンション、ホテル、商業施設を含む延べ約2万5,000平方メートルの複合街区を整備するもので、2028年春の開業を予定しているという。

開発敷地内には、地上14階建て・全185戸の分譲マンション「(仮称)帯広市西5条南12丁目計画」(2LDK〜4LDK)を建設するほか、鉄骨造9階建てのホテル(延べ床面積8,949㎡)、商業施設・パブリックスペース(延べ床面積5,827㎡)、自走式駐車場(延べ床面積9,342㎡・513台)を整備する。

商業施設には飲食店や物販店を中心に地域密着型の店c舗が出店予定で、中央部には広場を設け、イベントやマルシェなどの開催も検討されているとのことだ。

ホテルは、十勝地方の自然を体感できるデザインとし、地元の素材を活かした空間づくりを進める。アウトドアとラグジュアリーを融合した滞在体験を提供し、地域文化を映すアートや自然と調和したサウナも設ける計画であるという。

登寿ホールディングスは、旧長崎屋帯広店跡地を取得後、帯広市民とともに再開発の方向性を検討してきた。かつて商業の中心としてにぎわった駅前エリアを再び“街の中心”に位置づけ、日常と交流が交わる新たな生活拠点を創出することを目指すとしている。