NTT都市開発は、京都市東山区において開発を進めていた「元新道小学校跡地活用計画」が竣工したことを発表した。

同プロジェクトは、宮川町の風情漂う街並みと東山の景観との調和を図るため、既存建物の特徴を活かしたデザインを採用。宮川町のシンボルでもある「歌舞練場大屋根」を再建するなど、随所に街の記憶を継承したつくりとなっている。

敷地全体では、ホテル・歌舞練場・地域施設の3施設を新道通に沿って整備し、大和大路通、新道通、宮川町通の南北の通りに対して、2つの建物を新しく配置することで、東西に新たな人の流れを生み、地域の回遊性を高めるという。
また、日本初進出となるラグジュアリーホテル「カペラ京都」、芸舞妓が伝統伎芸の鍛錬を積む「歌舞練場」、地域コミュニティの活動の場となる「地域施設」の3施設が共存することで、新しい価値が生み出されることを期待しているとのことだ。
同社は、同プロジェクト竣工後も、歴史ある街の記憶を後世に伝えるとともに、新たな賑わいと地域活性化のため、新道地域に関わり続けていくとしている。
■事業概要
所在
・ホテル棟:京都府京都市東山区大和大路通四条下る四丁目小松町130
・歌舞練場棟:京都府京都市東山区宮川筋四条下る宮川筋四丁目306
敷地面積
・ホテル棟:約4,000平方メートル(一部地域施設を含む)
・歌舞練場棟:約2,300平方メートル(一部地域施設を含む)
延床面積
・ホテル棟:約15,700平方メートル(ホテル:約15,500平方メートル、地域施設:約200平方メートル)
・歌舞練場棟:約5,000平方メートル(歌舞練場:約3,600平方メートル、地域施設:約1,400平方メートル)
建物規模
・ホテル棟:地上4階、地下2階(一部地域施設を含む)
・歌舞練場棟:地上3階、地下2階(一部地域施設を含む)
主要用途
宿泊施設、劇場、地域施設など
ホテル客室数
89室
着工
2022年7月
竣工
ホテル棟:2025年9月、歌舞練場棟:2025年3月
ホテル開業
2026年春(予定)
